※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。
メルカリで売っていて、Amazonに移すか迷っている方だけ、読んでください。
すでに両方を使い分けている方には、この記事の結論がもう出ています。
日曜の夕方、コンビニのレジに並んでいました
手に持っているのは、梱包した箱が4つです。
前の人が公共料金を払っています。その後ろで、4分待ちました。
発送が終わって外に出たとき、今日この作業に使った時間を数えたくありませんでした。 撮影して、説明文を書いて、値下げのコメントに返事をして、梱包して、ここまで来た。
数えると嫌になるのが分かっていたので、数えないようにしていました。
それでも、手数料はメルカリのほうが安いはずでした。 10%と15.4%。数字はそう言っています。
家に帰って、はじめて全部を並べてみました。並べてみると、比べていた数字が小さすぎました。
まず、1個の手残りを並べます
当サイトの基準(売値3,000円・仕入れ1,200円)で計算します。

ネコポスで送れるなら、メルカリのほうが275円多く残ります。
宅急便コンパクトで70円負け、60サイズだと300円負けます。
同じ3,000円の商品なのに、手残りは750円から1,325円まで、575円ずれます。
ずらしているのは手数料率ではありません。送料です。
手数料の差より、送料の差のほうが大きい
内訳を1円ずつ並べます。

販売手数料の差は162円(Amazon 462円 − メルカリ 300円)。率で言えば5.4ポイントぶんです。
送料の差は、Amazonの288円に対して、宅急便コンパクトなら520円。232円です。
率で負けている162円を、送料の232円がひっくり返します。
「10%と15.4%」を比べても答えが出ないのは、比べる項目が足りていないからです。
時間を入れると、順位が変わります
もうひとつ足りない項目があります。1個あたりの作業時間です。
- Amazon(FBA)は20分。リサーチ10分・検品出品3分・梱包発送4分・価格改定3分
- メルカリは25分。リサーチ10分・撮影と出品5分・コメント対応3分・梱包5分・発送2分
写真を撮るところと、コメントに答えるところが増えます。 そして梱包と発送は、FBAのようにまとめられません。
時給に直します。

ネコポスなら3,180円で、Amazonの3,150円とほぼ同じ。 30円の差です。
宅急便コンパクトで2,352円、60サイズで1,800円。 ここまで落ちます。
月43時間で、どちらが多いか
兼業の方が使える時間を、週10時間(月43時間)と置きます。この時間をどちらに使うかという比べ方です。

ネコポスのメルカリが136,740円、Amazonが135,450円。 ここは互角です。
宅急便コンパクトなら101,136円で、Amazonより34,314円少ない。 60サイズなら58,050円少なくなります。
「メルカリのほうが手数料が安い」は、薄くて軽い商品に限った話でした。
発送に出る回数は、103回と7回です
もう1つ、金額に出ない差があります。

メルカリは売れた個数だけ発送します。月103個なら103回。
Amazonはまとめて納品します。前の記事で出したとおり1箱20個で詰めれば、月129個でも6.5箱=7回です。
約15倍。 この差は手残りの計算に出てきませんが、日曜の夕方にコンビニへ行くかどうかという形で毎週現れます。
在庫の置き場所も、違います
金額に出ない差は、もう1つあります。売れるまで商品がどこにあるかです。
メルカリは自宅です。月100個のペースなら、常時それに近い数が部屋にあります。納品の記事で使った1箱20個で数えると、段ボール5箱ぶんです。
Amazon(FBA)は倉庫です。代わりに保管料がかかりますが、文庫本サイズなら月2.2円。100個でも月220円です。
メルカリの保管料はゼロに見えます。実際にあなたが払っているのは、部屋の面積と、売れたときに探す時間です。
「あの商品、どの箱だったか」を思い出せずに探した経験があるなら、それが月220円より安かったかどうかを一度だけ数えてみてください。
たしかに、メルカリは今日売れます
ここで、あなたはこう思われたはずです。
「Amazonは納品してから売れるまでが遠い。メルカリは今日出して今日売れる」
そのとおりです。現金が戻る速さは、メルカリのほうが上です。
出品したその日に売れることがあり、売上金はアプリに入ります(振込申請には1回200円かかります)。資金が少ないうちは、この速さが効きます。
Amazonは納品して、受領されて、売れて、入金サイクルを待ちます。同じ商品でも、現金に戻るまでが長い。
だから資金が少ない時期のメルカリは、合理的です。
変わるのは、個数が増えたときです。 メルカリの時間は個数に比例して増えますが、Amazonの発送はまとめられます。103回と7回の差は、個数が増えるほど開きます。
どちらかを選ぶ必要はありません
正直に書くと、私は「どちらが正しいか」を決めようとして時間を使いました。
決める必要はありませんでした。 商品ごとに違うからです。

薄くて軽いものはメルカリ。かさばるものはAmazon。 それだけです。
迷っていたのは、販路を自分の所属だと思っていたからでした。「メルカリの人」でいるか「Amazonの人」になるか、という問い方をしていた。
商品の箱の大きさで決まる話に、自分の所属を持ち込んでいました。
想像してみてください
次の日曜の夕方です。
コンビニに行きません。 先週まとめて7箱を送ったので、今週は発送がありません。
売れた通知は届いています。発送しているのは自分ではありません。
代わりに、ネコポスで送れる薄い商品を3点だけ、メルカリに出しました。撮影と出品で15分。 これは今日中に売れるかもしれません。
そして手元の時間は、先週より4時間多く残っています。
いま、その逆をやっています。60サイズの箱を抱えて、日曜の夕方にレジへ並んでいるほうです。
削れる時間と、削れない時間
最後に、この記事でいちばん実務的な話をします。
メルカリの25分は、削れません。 撮影も、コメント対応も、梱包も、自分でやるしかない。ツールで肩代わりできる部分がほとんどありません。
Amazonの20分には、削れる部分があります。 価格改定の3分です。

価格改定を自動にすると20分が17分になり、時給は3,150円から3,706円になります(検品の記事で出した数字です)。
互角だった勝負が、ここで開きます。
この記事のまとめ
- 1個の手残り:Amazon 1,050円/メルカリはネコポス1,325円・宅急便コンパクト980円・60サイズ750円
- 手数料の差は162円、送料の差は232円。 決まるのは率ではなく箱のサイズ
- 時給:ネコポス3,180円 ≒ Amazon 3,150円 > 宅急便コンパクト2,352円 > 60サイズ1,800円
- 月43時間なら、ネコポスは互角・宅急便コンパクトはAmazonより34,314円少ない
- 発送回数は103回と7回(約15倍)
- 現金が戻る速さはメルカリ。個数が増えるほどAmazonが有利
- メルカリの25分は削れない。Amazonの20分は17分にできる
移すと決めたら、最初から自動にしてください
Amazonに移す商品を決めたら、価格改定を手でやらないでください。
メルカリから移ってくる方がいちばんつまずくのが、ここです。メルカリには自動の価格改定がないので、手で値下げする癖がついています。 その癖のままAmazonに来ると、3分×個数が毎日戻ってきます。
マカド!は、その3分を自動で回します。当サイトの基準では、月4,980円の回収に必要なのは月5個(経費に計上すれば実質4個)です。
最大2ヶ月は無料なので、移行の2ヶ月をそのまま無料期間に充てられます。
今日やることは1つです。いま出品中の商品を、ネコポスで送れるかどうかで2つに分けてください。 分けた時点で、どちらに出すかは決まっています。
この記事の計算方法:1個あたりの手残り = 売値 − 販売手数料 − 送料(またはFBA配送代行手数料)− 仕入れ値。時給 = 手残り ÷ 1個あたりの作業時間 × 60。月の手残り = (月に使える時間 ÷ 1個あたりの作業時間)× 手残り。売値3,000円・仕入れ1,200円・Amazonの作業20分(リサーチ10/検品出品3/梱包発送4/価格改定3)・手残り1,050円は当サイト共通の基準値、メルカリの作業25分(リサーチ10/撮影と出品5/コメント対応3/梱包5/発送2)と週10時間という前提は当サイトが置いた仮定です。Amazonの販売手数料15.4%・FBA配送代行手数料288円はAmazon公式の料金ページ(2026年9月時点)。メルカリの販売手数料10%・振込申請手数料200円・配送料(ネコポス175円/ゆうパケット230円/宅急便コンパクト450円+専用BOX70円/宅急便60サイズ750円)は二次情報の解説記事の記載(2026年7月現在)であり、メルカリ公式の公表値をこの記事で直接確認したものではありません。最新の料金は各サービスの公式ページでご確認ください。 販売手数料の率はカテゴリーによって変わります。
他のツールと比べる
せどりツールは、月に何個仕入れれば元が取れるのか【全13種】
