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新規カタログの手間は、売る個数で割れます|1回きりなら1個ぶん、10個売れば相乗りと同じ

※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。

相乗りだけで棚を埋めている方だけ、読んでください。

すでにオリジナル商品でカタログを作り込んでいる方は、この記事の結論をとっくに通り過ぎています。


目次

Amazonに、ページの無い商品に当たりました

平日の夜、仕入れ候補をひとつずつ検索していました。ある雑貨でバーコードを読ませても、Amazonのページが出てきません。

新規のカタログを、自分で作るしかない商品でした。そこで、手が止まりました。

写真を撮って、白い背景に整えて、商品名を決めて、箇条書きを書いて、型番とブランドを入れる。相乗りなら数分で終わる出品が、この1点だけ半日仕事に見えました。

利益は出そうでした。それでも私は、「面倒だから」とだけ思って、その候補を閉じました。

翌週、同じ店で似た雑貨をもう一度見つけました。また閉じました。 そのときようやく、自分が同じ判断を繰り返していることに気づいて、少し気になりました。

面倒という感触だけで、金額を一度も見ていなかった。 見ないまま、たぶん何度も同じ棚を素通りしていました。


面倒だから避ける、で止まっていました

Amazonの出品には、大きく2つのやり方があります。ひとつは相乗り。すでにあるページに、JANコードで自分の在庫を紐づけるだけです。もうひとつが新規カタログ。ページそのものを、自分で作ります。

「新規は面倒だから、相乗りだけやる」——これが、私がずっと続けていた避け方でした。

相乗りと新規カタログ、工程の違い
相乗りと新規カタログ、工程の違い

工程で見ると、差は20分です。相乗りの20分に対して、新規カタログは40分。増えるのは、撮影・説明文・商品情報の登録という、相乗りには存在しない工程です。

しかもこの20分は、慣れても大きくは減りません。撮影の設定も、白い背景で商品が画像の85%以上を占めるという規約も、1枚目からきちんとやる必要があります。

避けたくなる気持ちは、正しかったと思います。問題は、そこで止まったことでした。


その手間は、相乗り1個ぶんです

まず、追加の20分が何に当たるかを出します。当サイトの基準では、相乗り商品は1個20分・手残り1,050円・時給3,150円です。

追加の20分を、相乗りに直す
追加の20分を、相乗りに直す

追加の20分は、相乗り商品を1個まるごと処理する時間と同じでした。時給に直すと1,050円。

これが、冒頭の「何個ぶんの手間か」の答えです。新規カタログを1つ作るたびに、相乗り1個ぶんの手間を、売る前に先払いしている。

だから1回きりで売り切る商品だと、その1,050円は1個に丸ごと乗ります。手残り1,050円の商品なら、利益が半分に消える計算です。面倒だと感じたのは、気のせいではありませんでした。


1回で売り切るなら、仕入れは150円以下

工程が2倍なら、時給を並べるのに必要な手残りも2倍になります。新品と中古を時給で比べた記事で使った、工程比の式をそのまま当てます。

1回で売り切るなら、必要な手残り
1回で売り切るなら、必要な手残り

2,100円。 相乗りの1,050円に対して、倍です。

売値3,000円のまま満たそうとすると、仕入れ値は150円以下でないと届きません。1回きりの新規カタログが割に合わないのは、このためでした。ここまでは、避けていた自分が正しい。


その20分は、売る個数で割れます

ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。相乗りの手間は商品ごとに毎回。新規カタログの手間は、カタログごとに1回だけです。

同じ商品をもう一度仕入れて、同じページに出すとき、撮影も説明文も、もう作りません。 最初の20分を、そのカタログで売る全部の個数で割れます。

1つのカタログで何個売るか
1つのカタログで何個売るか

1個で売り切るなら1,050円。でも10個売るなら、1個あたり105円。30個なら35円まで下がります。

面倒さは同じでも、割る個数が変われば、1個の重さがまるで変わります。 ここが、工程を「1回きりの費用」で見ていた私の見落としでした。

判断軸は、面倒かどうかではありませんでした。その商品を、繰り返し仕入れられるかどうかです。1回だけの掘り出し物なら避けて正解、繰り返せるなら作る価値があります。


10個売るなら、相乗りとほぼ同じです

売る個数ごとに、必要な手残りと、売値3,000円での仕入れ上限を並べます。

売る個数別・必要な手残りと仕入れ上限
売る個数別・必要な手残りと仕入れ上限

10個売れるなら、仕入れ上限は1,095円。 相乗りの1,200円と、ほとんど変わりません。

つまり、繰り返し仕入れられる商品なら、新規カタログは相乗りとほぼ同じ土俵に乗ります。 最初の20分ぶんだけ、わずかにハードルが高いだけです。

避けていた棚に、相乗りと同じ条件で戦える商品が混ざっていた。 そう分かると、半年ぶん素通りしてきたことが、少し惜しくなりました。


たしかに、新規は却下されることがあります

ここで、あなたはこう思われたはずです。

「新規カタログは、審査で却下されたり、画像で差し戻されたりして、20分では終わらないのでは」

そのとおりです。ブランドや型番の入力でつまずくと、そこで止まります。JANコードの無い商品は製品コード(GTIN)の免除申請が要ることもあり、それは大口出品者・新品のみが対象です(二次情報が一致しています。最新の条件はセラーセントラルで確認してください)。

ただ、裏返しがあります。その面倒さは、後から来る人にとっても面倒だということです。

相乗りは、JANひとつで誰でも数分で乗れます。だから同じページに何人も並び、おすすめ出品(カート)の記事で書いたとおり、価格の下げ合いになりやすい。入口が面倒な新規カタログは、その渋滞が起きにくい入口でもありました。


半日仕事に見えて、手が動きませんでした

正直に書くと、40分と分かっていても、最初の1枚を作るのは気が重いです。

相乗りなら5分で棚に反映されるのに、新規は撮影から始めて、うまく通るか分からないまま1時間かかることもある。「今日は1点しか出せなかった」という日は、進んでいない気がして落ち着きません。

作るか、いつもの相乗りに戻るか。候補ページを開いたまま、何度か迷いました。結局その日は、1つだけ作りました。 繰り返し仕入れられる見込みがあった雑貨です。

翌月、同じ商品をまた仕入れて、同じページに5分で出せたとき、20分の元が取れ始めているのが数字で見えました。 ほっとしたのと、避けていた月がもったいなかったのとで、変な気持ちでした。


想像してみてください

次に、Amazonにページの無い商品へ当たったとき。

あなたが最初に確かめるのは、面倒さではありません。 「この仕入れ先に、また来られるか」「同じ商品を、また仕入れられるか」の1点です。

繰り返せる見込みがあるなら、その日は1つだけカタログを作ります。撮影20分ぶんは、いったん1個に乗って手残りが減ります。でも、2回目からは5分です。

3ヶ月後、そのページからは10個売れています。最初の20分は、1個あたり105円まで薄まりました。仕入れ上限は1,095円で、まわりの相乗り商品と同じ条件で戦えています。しかも同じ商品を出す競合は、まだ現れていません。

いま、その逆をやっています。面倒という感触だけで候補を閉じて、繰り返せたはずの棚を素通りしているほうです。


相乗りできない商品に当たったときの3手順

相乗りできない商品に当たったら
相乗りできない商品に当たったら

このうち1番目だけで、避けていた候補の半分は、判断が変わります。残りは、面倒ではなく「1回きり」だから見送るだけです。

新規カタログの見方を変えます
新規カタログの見方を変えます

この記事のまとめ

  • 相乗りは既存ページにJANで乗るだけ。新規カタログは撮影・説明文・商品情報で工程が40分(相乗りの2倍)
  • 追加の20分は、相乗り1個ぶん=手残り1,050円ぶんの手間
  • 1回きりなら必要な手残り2,100円(売値3,000円で仕入れ上限150円)=避けて正解
  • ★その20分はカタログごとに1回。売る個数で割れる(10個で1個105円)
  • 10個売るなら仕入れ上限1,095円=相乗り(1,200円)とほぼ同じ土俵
  • 判断軸は「面倒か」ではなく「繰り返し仕入れられるか」

作ったカタログは、価格改定で守ってください

新規カタログをひとつの資産にできるかどうかは、作ったあとで決まります。

理由は、皮肉なところにあります。JANのある商品なら、あなたが手間をかけて作ったページに、後から相乗りされるからです。相乗り業者が乗ってくれば、あなた自身のカタログで価格の下げ合いが始まります。

作った本人がおすすめ出品を落とすと、そのぶん売れません。かけた20分が、そのまま溶けていきます。

マカド!は価格改定を自動で回します。相乗りが増えても、下限を割らない範囲でカートを追い続けます。月4,980円ですが、当サイトの基準では回収は月5個。繰り返し売れる商品でカタログを作るなら、その5個は同じページから出ます。

最大2ヶ月は無料なので、最初のカタログを作るその2ヶ月を、そのまま試用に充てられます。

マカド!を2ヶ月無料で試す(以降 月4,980円)

今日やることは1つです。この前「面倒だから」と閉じた新規カタログの候補を、もう一度開いてください。 そして、繰り返し仕入れられるかどうかだけを見てください。そこだけが、判断の分かれ目です。


この記事の計算方法:1個あたりの手残り = 売値 − 販売手数料 − FBA配送代行手数料 − 仕入れ値。時給 = 手残り ÷ 1個あたりの作業時間 × 60。新規カタログが相乗りに並ぶ必要手残り = 相乗りの手残り ×(新規の工程 ÷ 相乗りの工程)。繰り返し仕入れる場合の必要手残り = 相乗りの手残り +(追加工程のコスト ÷ そのカタログで売る個数)。相乗りの手残り1,050円・工程20分(リサーチ10/検品出品3/梱包発送4/価格改定3)・時給3,150円は当サイト共通の基準値、新規カタログの工程40分(うちカタログ作成20分=撮影8/説明文・仕様7/商品情報5)は当サイトが置いた仮定です。実際の工程は商材と慣れで変わります。販売手数料15.4%・FBA配送代行手数料(小型サイズ1,000円以下222円/1,000円超288円)はAmazon公式の料金ページの記載(2026年9月時点)で、率はカテゴリーによって変わります。 相乗り出品は既存の商品ページにJANコード(GTIN)で紐づける方式、新規カタログは商品ページを新規に作成する方式を指します。JANコードの無い商品の製品コード(GTIN)免除の申請は大口出品者・新品のみが対象とされ、メイン画像は白背景で商品が画像の85%以上を占めることなどが求められます(セラーセントラルのヘルプの記載および複数の解説が一致)。最新の条件はセラーセントラルでご確認ください。

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