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古物商許可は、何個仕入れれば元が取れるか

※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。

ブックオフのレジで、110円の文庫を8冊出しました。

880円。財布から千円札を1枚。このやりとりに、許可が要ります。

中古品を仕入れて売るなら、古物商許可が必要です。持たずに続けると、そもそも事業として積み上がりません。

手数料は19,000円。ここだけ見ると重く感じますが、当サイトの基準で割ると印象が変わります。


目次

答え:18個です

19,000円 ÷ 1商品あたりの手残り = 回収に必要な個数

古物商許可の19,000円を回収する個数
古物商許可の19,000円を回収する個数

1商品の手残りを1,050円(文房具を1,200円で仕入れて3,000円で売った場合)とすると、18個です。

1商品の手残り 19,000円を回収する個数
500円 38個
1,000円 19個
2,000円 10個
3,000円 7個
5,000円 4個
手残りごとの回収個数
手残りごとの回収個数

そして、これは1回だけの支出です。


月額ツールと並べると、位置が分かります

19,000円という数字だけ見ると高く感じますが、性質が違います。

支出 金額 回数 回収個数(手残り1,050円)
古物商許可 19,000円 1回だけ 18個
Amazon大口出品 4,900円 毎月 毎月5個
マカド! 4,980円 毎月 毎月5個
プロダクトスカウター ライト 9,800円 毎月 毎月10個
1回きりの支出と、毎月の支出
1回きりの支出と、毎月の支出

4ヶ月ぶんの大口出品料と同じくらいです。ただし古物商はその1回で終わります。

月額ツールは毎月18個ではなく毎月5個ですが、それがずっと続きます。

1年で見れば、大口出品の58,800円のほうが古物商の19,000円より大きくなります。


いくらかかるか

手数料以外に、書類の取得費用がかかります。

項目 金額の目安
申請手数料 19,000円
住民票の写し(本籍記載) 200〜400円
身分証明書(本籍地の市区町村) 200〜400円
郵送で取り寄せる場合の送料 数百円
合計 約20,000円
申請にかかる費用
申請にかかる費用

手数料19,000円が大半です。書類代は数百円ずつなので、全部で2万円前後と考えておけば足ります。

なお申請手数料は、許可が下りなくても返ってきません。 審査事務にかかる費用なので、不許可でも納付済みの分は戻らない扱いです。


どこに申請するか

宮城県警の公式ページの記載を引きます。

主たる営業所の所在地を管轄する警察署

各都道府県の公安委員会に対して申請しますが、窓口は警察署です。生活安全課(防犯係)が担当します。

自宅を営業所にする場合は、自宅を管轄する警察署になります。


必要な書類

宮城県警の公式ページに載っている、個人申請の場合の一覧です。

書類
古物商・古物市場主許可申請書
略歴書(最近5年間)
本籍記載の住民票の写し
誓約書(個人申請用)
準禁治産者等に該当しない旨の市町村の長の証明書
URL通知書の写し(インターネット取引の場合のみ)
管理者関連書類(管理者が申請者と異なる場合)
個人申請の必要書類
個人申請の必要書類

せどりなら「URL通知書」が要ります

上から6行目です。インターネット取引をする場合のみ必要と書かれています。

Amazonやメルカリで売るなら、これに該当します。自分が使うURLを届け出る手続きです。

Amazonの出品者ページ、メルカリのプロフィールページなど、販売に使うページのURLを申請時に届けます。

ここを忘れると、後から変更届が必要になります。最初から出す販路が決まっているなら、まとめて申請しておくほうが手間が少なくなります。

「準禁治産者等に該当しない旨の証明書」とは

正式には身分証明書と呼ばれる書類です。運転免許証のことではありません。

本籍地の市区町村で発行します。本籍が遠方なら郵送で取り寄せることになるので、ここが日数のかかる工程です。

住民票は住んでいる市区町村、身分証明書は本籍地。取りに行く場所が違う点に注意してください。


どれくらいで許可が下りるか

宮城県警の公式ページには、標準処理期間の記載がありませんでした。

一般に「40日程度」と説明されていることが多いのですが、これは公式の記載として確認できていません。都道府県や時期で変わる可能性があります。

申請先の警察署に直接確認してください。

確実に言えるのは、即日では下りないということです。仕入れを始めたい日から逆算して、余裕を持って申請してください。


いつ取るべきか

中古品を仕入れて売る前です。

順番を間違えると、ツールを契約したのに仕入れができない、という状態になります。

やること 順番
1 古物商許可を申請する
2 許可が下りるのを待つ(数週間〜)
3 Amazonの出品用アカウントを作る
4 大口出品に切り替える
5 ツールを契約する
6 仕入れを始める
正しい順番
正しい順番

1と2に時間がかかるので、ここから始めてください。

待っている間に、3〜4は進められます。ツールの契約(5)は許可が下りてからで十分です。


商材のセールスページも、自分から要求しています

せどり関連の商材を見ると、販売者が古物商許可を前提条件として書いています。

プロダクトスカウターのセールスページ。

古物商許可:中古品を取り扱う場合、古物商許可申請が必要になります。実際の仕入れ・販売は、関連法令を確認のうえご自身の責任で行ってください。

B.M.Xオンラインの料金欄。

※古物商許可証が必要となります

商材側が前提条件として明記しています
商材側が前提条件として明記しています

触れずに売っている商材もあるなかで、自分から注意書きを出しているのは、まっとうな姿勢だと思います。

逆に言えば、これらのツールは古物商許可を持っている前提で設計されています。持っていない状態で契約しても、使える範囲が狭くなります。


新品だけを扱う場合

「新品せどりなら要らないのでは」という疑問があります。

古物営業法の対象は古物です。新品の商品を、一度も使用されていない状態でメーカーや正規の卸から仕入れて売るだけなら、古物には当たらないと整理されることがあります。

ただし判断が難しいケースがあります。

  • 個人から買った未使用品
  • 一度小売店で消費者に販売された商品
  • 返品された未開封品

こうしたものは扱いが分かれます。自分のケースが該当するかは、管轄の警察署に確認してください。 この記事で断定はしません。

実務上は、取っておくほうが選択肢が広がります。 中古を扱えないと、仕入れられる商品が大きく減ります。

本・CD・DVD・ゲームといった中古メディア商材は、古物商がないと扱えません。


取得後にやること

許可が下りたら、忘れやすい手続きがあります。

やること 内容
標識(プレート)の掲示 営業所の見やすい場所に
帳簿の記録 取引の記録を残す
変更届 住所・URL・管理者が変わったとき

標識は「古物商許可証」とは別物です。紺色のプレートで、警察署や防犯協会、ネットでも購入できます。

帳簿については、取引の記録を残す義務があります。仕入れ日、品目、金額、相手方の情報などです。

ここは在庫管理くんのような在庫管理ツールと相性が良い部分です。仕入れ値・仕入れ日・保管場所を1商品ずつ記録できるので、帳簿の管理と在庫の管理が同じ作業になります。

月1,980円、14日間の無料トライアルがあります。

なお、帳簿の要件を満たすかどうかは自分で確認してください。 ツールが法令の要件を保証するものではありません。


よくある質問

Q. いくらかかりますか。
申請手数料が19,000円です。住民票と身分証明書の取得費用を足して、全部で2万円前後になります。

Q. どこに申請しますか。
主たる営業所の所在地を管轄する警察署です。窓口は生活安全課(防犯係)になります。

Q. どれくらいで許可が下りますか。
確認した公式ページには標準処理期間の記載がありませんでした。申請先の警察署に直接確認してください。即日では下りません。

Q. 新品しか扱わない場合も必要ですか。
古物営業法の対象は古物です。ただし「未使用品」の扱いは判断が分かれるケースがあります。ご自身の仕入れ経路が該当するかは、管轄の警察署にご確認ください。

Q. 不許可でも手数料は戻りますか。
戻りません。審査事務にかかる費用として納付するものです。

Q. 身分証明書とは運転免許証のことですか。
違います。本籍地の市区町村が発行する、準禁治産者・破産手続開始の決定を受けていないことを証明する書類です。

Q. URL通知書とは何ですか。
インターネットで取引する場合に、使用するURLを届け出るものです。Amazonの出品者ページやメルカリのプロフィールページなどが該当します。

Q. 何個仕入れれば元が取れますか。
1商品の手残りが1,050円なら18個です。1回だけの支出なので、月額ツールとは性質が違います。

Q. 先にツールを契約してもいいですか。
おすすめしません。許可が下りるまで中古の仕入れができないので、ツール代が空回りします。古物商 → アカウント → ツールの順番です。


申請書を出したら、40日で棚に立てます

  • 手数料は19,000円。書類代を入れて2万円前後
  • 申請先は主たる営業所を管轄する警察署(生活安全課)
  • 1商品の手残り1,050円なら、18個で回収できる
  • 1回だけの支出。 大口出品の4ヶ月ぶんで、そのあとは無料
  • せどりならURL通知書が要る。販路が決まっているならまとめて申請
  • 身分証明書は本籍地で取る。ここが日数のかかる工程
  • 許可後は標識の掲示と帳簿の記録

中古メディア商材(本・CD・DVD・ゲーム)を扱うなら、これがないと始まりません。 順番の先頭に置いてください。

許可が下りるまで40日あります。その40日で、何を仕入れるかを決めておいてください。

中古メディア(本・CD・DVD・ゲーム)を扱うなら、棚の前での判断がそのまま利益になります。1冊ずつビームで読ませると、棚1本180冊で15分。閉店時間に追われて、毎回2〜3棚を捨てることになります。

プロダクトスカウターは棚を写真で撮ると利益候補を抜き出すツールで、1枚98円は22冊をビームで読ませる時間と同じ値段です。

許可が下りてから申し込んでください。中古品を扱うなら、順番はこちらが先です。

プロダクトスカウター ライトを見る(月9,800円・100枚)

この記事について:手数料・申請先・必要書類は宮城県警察の公式ページの記載(2026年9月時点・個人申請の場合)にもとづきます。標準処理期間は同ページに記載がなかったため、この記事では日数を断定していません。 必要書類は都道府県によって異なる場合があります。回収個数は 19,000円 ÷ 1商品あたりの手残り で算出した当サイトの計算です。古物営業法の解釈や、ご自身のケースが許可を要するかどうかの判断は、管轄の警察署にご確認ください。 この記事は法的助言ではありません。

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