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無料ツールだけで回している方に向けて書いています。
このサイトは有料ツールを紹介して報酬を受け取る立場ですが、先に無料でできることを全部書きます。 そのうえで、足りなくなる境目を3つ出します。
日曜の夜、70点を上から見ていく
Keepaを開きます。出品中の70点を、上から順に。
1件目、変化なし。2件目、ライバルが50円下げている。合わせる。3件目、なし。
12分かかりました。
先週もやりました。その前の週もやりました。平日はやっていません。
だから月曜から土曜のあいだ、誰かが下げても、あなたは気づいていません。日曜の夜に「そういえば」と思い出して、まとめて合わせています。
それでも回っています。 利益は月7万円。無料のツールしか使っていません。
無料でできることは、思っているより多いです
まず、そちらから書きます。
マカド!リサーチというアプリがあります。契約不要・登録不要で無料です。有料版の契約者でなくても使えます。
できることはこれだけあります。
| できること | 中身 |
|---|---|
| 売れやすさランク | バーコードを読むと SSS〜G で判定 |
| 想定手取り | 販売手数料を引いた金額が出る |
| ライバル数 | 何人が同じ商品を出しているか |
| 買い/見送り | 仕入れ値を入れると、その場で判定 |
| 保存 | 電波の弱い店内でも見返せる |

店頭での仕入れ判断は、これで完結します。
手数料を引いた手取りが出るので、当サイトが全記事でやっている割り算——必要な個数は月額 ÷ 手残り——も、そのまま店内でできます。
「まず無料ツールから」という定説は、ここまでは正しいです。
足りなくなるのは、判断ではなく「継続」です
では、何が足りなくなるのか。
無料ツールが得意なのは「1回」です。 1商品を調べる、1回の棚卸しをする、1件の領収書を落とす。ここは無料で足ります。
足りなくなるのは「毎回」のほうです。
| 1回 | 毎回 | |
|---|---|---|
| 価格 | 1商品の相場を調べる | 出品中の全点を、毎日 |
| 在庫 | 今日の棚卸しをする | 毎月、増え続ける点数で |
| 領収書 | 1件をダウンロードする | 1年ぶん、5つのECから |

冒頭の12分は、1回の作業です。 問題はそれが毎週発生し、点数とともに伸びていくことです。
そして「毎回」がいくらの価値かは、点数で決まります。腕ではありません。
境目を3つ出します。全部、あなたが今日数えられる数字です。
境目1:価格改定。毎日チェックするなら、出品19点
当サイトの基準では、せどりの時給は3,150円(1商品の手残り1,050円 ÷ 1個20分)です。
1点10秒で確認するとして、マカド!の月額4,980円と釣り合う点数を出します。
| チェックの頻度 | 分岐点 |
|---|---|
| 毎日 | 出品19点 |
| 週1回 | 出品132点 |
| 月1回 | 出品569点 |

頻度で7倍動きます。 だから「何点から有料か」だけでは決まりません。
冒頭のあなたは週1回・出品70点なので、この表では「まだ無料で足りる」側です。
ただし、そこには落とし穴があります。
週1回では、そもそも追いつきません
マカドの自動価格改定は最速5分間隔。1日288回、30日で8,640回見ています。
あなたの週1回は、月に4回です。
8,640回 ÷ 4回 = 2,160倍

約2,000倍の差は、時間をかけて埋まる差ではありません。
そして重要なのは、この差ぶんカートを落としている時間が、無料ツールには映らないことです。
Keepaを開けば「今いくらか」は分かります。「先週の火曜から金曜まで、あなたが最安値ではなかった」は出てきません。
無料で足りているのではなく、足りていないことが見えていないという状態が、ここで起きます。
毎日やるなら、19点で逆転します
逆に「じゃあ毎日チェックしよう」と決めた瞬間、分岐点は19点に落ちます。
| 出品点数 | 毎日チェックの時間 | 時給3,150円換算 | 月4,980円の |
|---|---|---|---|
| 19点 | 1.58時間 | 4,988円 | 1.00倍(分岐) |
| 50点 | 4.17時間 | 13,125円 | 2.64倍 |
| 70点 | 5.83時間 | 18,375円 | 3.69倍 |
| 100点 | 8.33時間 | 26,250円 | 5.27倍 |
| 200点 | 16.67時間 | 52,500円 | 10.54倍 |

出品70点なら3.69倍です。 月18,375円ぶんの作業を、4,980円で買う計算になります。
つまり価格改定の境目は、点数ではなく「毎日やる気があるかどうか」で決まります。
- 毎日やるつもりがある → 19点を超えていれば、もう有料のほうが安い
- 週1回でいい → 132点まで無料で足りる。ただし約2,000倍ぶん見逃している
境目2:在庫75点。棚卸しの時間で決まります
こちらは頻度が固定なので、点数だけで決まります。
棚卸しは月1回。1点の照合を30秒として、在庫管理くんの月額1,980円と釣り合う点数はこうなります。
1,980円 ÷ 時給3,150円 = 37.7分
37.7分 ÷ 30秒 = 75点

| 在庫点数 | 棚卸しの時間 | 時給3,150円換算 | 月1,980円との差 |
|---|---|---|---|
| 50点 | 25分 | 1,312円 | −668円 |
| 75点 | 37.7分 | 1,980円 | ±0円 |
| 100点 | 50分 | 2,625円 | +645円 |
| 200点 | 1時間40分 | 5,250円 | +3,270円 |

在庫60点なら、まだ無料(手作業)のほうが安い計算です。正直に書いておきます。
ただし棚卸しは、このツールがやることの一部でしかありません。寝かせ在庫の値上がり通知や、期末の在庫額の記録が別に付きます。
期末の在庫額が出ないと、その年の原価が確定しません。 青色申告65万円控除は貸借対照表の添付が要件なので、そこで止まります。
境目3:領収書。月114件
3つ目です。
電子帳簿保存法の改正で、電子取引の領収書は電子データのまま保存するのが原則になりました。ECサイトからダウンロードした領収書が対象です。
1件30秒でダウンロードして名前を付けるとして、インボイスメモリーの月額2,980円と釣り合う件数はこうです。
2,980円 ÷ 時給3,150円 = 56.8分
56.8分 ÷ 30秒 = 114件

月114件。 月70個の仕入れなら、まだ手前です。
ただしここも、「1回」で見ると小さく、「毎回」で見ると別の顔になります。
1年ぶんをまとめて3月にやると、月70件でも840件=7時間。しかも締切のある時期に集中します。
3つを数えて、自分で判定してください
表にまとめます。今日、自分の数字を入れてください。
| 数えるもの | 境目 | 超えていたら |
|---|---|---|
| 出品点数(毎日チェックするなら) | 19点 | 価格改定を自動化 |
| 出品点数(週1回でいいなら) | 132点 | ※ただし約2,000倍見逃している |
| 在庫点数 | 75点 | 在庫管理を自動化 |
| 月の仕入れ件数 | 114件 | 領収書の保存を自動化 |

腕は関係ありません。点数だけです。
「まだ自分には早い」と思っている人の多くは、すでに全部超えています。 逆に「みんな使っているから」で入れる人は、まだ手前のことがあります。
たしかに、無料で足りている人もいます
反論しておきます。全員が有料に移るべきではありません。
こういう方は、無料のままで正解です。
| こういう方 | 理由 |
|---|---|
| 出品10点前後 | 毎日チェックしても分岐点の手前です |
| 在庫を全部FBAに送っている | 自宅在庫の管理対象がありません |
| 店舗仕入れがメイン | 紙のレシートは電子保存の対象外です |
| 月の仕入れが20個以下 | どの境目も超えていません |
当サイトは月1万円の記事で、「この規模ではツールは要りません」と書いています。 月10個でマカドを入れると、10個のうち5個がツール代になるからです。
境目を超えていないなら、無料のままが最も利益が残ります。
この記事は、こういう方には向いていません
| こういう方 | 判断 |
|---|---|
| メルカリ・ヤフオクがメイン | マカドはAmazon専用です |
| まだ小口出品 | マカドは大口出品が前提。まず分岐点49個を確認してください |
| Macしか持っていない | インボイスメモリーはVPSが別途必要です |
よくある質問
Q. 無料ツールだけで稼げますか。
稼げます。マカド!リサーチ(契約不要・無料)で、店頭の仕入れ判断は完結します。 足りなくなるのは判断ではなく「毎回」の部分です。
Q. 何点から有料にすべきですか。
価格改定は毎日チェックするなら出品19点、週1回なら132点。在庫は75点、領収書は月114件です。
Q. なぜ頻度で7倍も変わるのですか。
手作業の総時間が頻度に比例するからです。ツール側は1日288回で固定なので、あなたの頻度が下がるほど「差」は開きますが、「あなたが払っている時間」は減ります。
Q. 週1回のチェックで足りていませんか。
金額では足りています。ただしマカドの月8,640回に対して月4回なので、その差ぶんカートを落としている可能性があります。無料ツールには、その損失が映りません。
Q. Keepaでは足りませんか。
Keepaは「今いくらか」を教えてくれますが、「先週あなたが最安値ではなかった時間」は出ません。
Q. 最初に有料にするならどれですか。
価格改定です。 判断が要らず、在庫がある限り毎日発生する唯一の作業だからです。理由は最初の1本の記事に書きました。
Q. 効果はどう判定しますか。
1ヶ月目で空いた時間を測り、2ヶ月目にそれを仕入れに回して、個数が増えたかどうかを見てください。
今日、3つの数字を数えてください
出品点数、在庫点数、先月の仕入れ件数。5分で出ます。
1つでも境目を超えていたら、そこから自動化してください。どれも超えていなければ、無料のままが正解です。
- 無料でできるのは「1回」。足りなくなるのは「毎回」のほう
- マカド!リサーチ(契約不要・無料)で、店頭の仕入れ判断は完結します
- 価格改定の境目は毎日チェックなら出品19点、週1回なら132点
- ただし週1回は、マカドの月8,640回に対して月4回。差は約2,160倍
- その見逃しは、無料ツールには映りません
- 在庫の境目は75点、領収書は月114件
- 腕ではなく点数です。 どれも超えていないなら無料のままで構いません
境目を超えていた方へ。マカド!は登録月と翌月が0円です。出品70点なら、手作業は月18,375円ぶん。その差を、2ヶ月かけて0円で確かめられます。
申し込んだら、最初にやることは1つ。価格改定の上限と下限を設定してから寝てください。
マカド!を2ヶ月無料で試す(以降 月4,980円・いつでも解約可)
在庫が75点を超えているなら、在庫管理くん(14日間無料・月1,980円)が先です。棚卸しの時間だけで、そこが分岐点になります。
この記事の計算方法:分岐点 = 月額 ÷ 時給3,150円 ÷(1件あたりの秒数 × 月の回数)。時給3,150円は、1商品あたりの手残り1,050円 ÷ 1個あたりの作業時間20分という当サイト共通の基準にもとづく試算値です。1点あたりの所要時間(価格チェック10秒・棚卸し30秒・領収書30秒)はいずれも当サイトが置いた仮定であり、実際の時間は商材と環境で変わります。マカド!の「最速5分間隔=1日288回」はセールスページ記載の改定間隔から算出しました。無料アプリ「マカド!リサーチ」の機能、および各ツールの料金・無料期間・利用条件は各セールスページの記載(2026年9月時点)にもとづきます。電子帳簿保存法の取り扱いについては、税理士または税務署にご確認ください。
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