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基準は「かさばるか」ではなく、1リットル18.9円です|ホームセンターせどり

※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。

車でホームセンターに仕入れに行く方に向けて書いています。

「かさばるから利益が出ない」——結論は合っています。理由が違うだけです。


目次

日曜の園芸コーナーで、3回持ち上げて3回戻した

大きなプランターでした。

値札は2,980円。Amazonで7,000円前後だったのを覚えています。差額4,000円。

持ち上げてみました。重くはありません。ただ、大きい。

頭に浮かんだのは利益ではなく、車のことでした。「これ、何個積めるんだ」

結局、3回持ち上げて3回戻しました。その日は手ぶらで帰りました。


帰りの車で考えていたのは、こういうことです。

大型商品は、誰も手を出さないから棚に残っている。 せどりをやっている人ほど避けます。

つまりライバルがいない。それは分かっていました。

一方で、前に一度だけ大きい収納ラックを4個積んで帰ったことがあります。あの日の手残りは5,000円弱でした。 3時間かけて。

チャンスに見えるのに、一度やって懲りている。 その2つが同時にありました。

どちらが正しいのか、計算するまで分かりませんでした。


Amazonは、大型を4.5ポイントしか罰していません

先に、思っていたのと違った数字を出します。

「かさばると手数料で持っていかれる」——これはほとんど間違いでした。

商品 3辺 売値 販売手数料+FBA 売値に対する率
電動ドライバー 53cm 5,000円 1,185円 23.7%
圧力鍋 85cm 8,000円 1,662円 20.8%
脚立 140cm 10,000円 2,560円 25.6%
収納ラック 165cm 12,000円 3,380円 28.2%
小さい商品と大きい商品で、率の差は4.5ポイント
小さい商品と大きい商品で、率の差は4.5ポイント

いちばん小さい商品が23.7%、いちばん大きい商品が28.2%。差は4.5ポイントです。

FBA配送代行の金額だけを見ると、415円が1,532円になります。3.7倍。 ここで諦める人が多い。

でも大型は売値も上がるので、率で見ると4.5ポイントしか変わりません。

Amazonは、あなたが思っているほど大型を嫌っていません。


罰しているのは、あなたの車です

では、あなたを止めているのは何か。積める個数です。

仕入れの遠征1回を3時間とします。当サイトの時給は3,150円なので、1回の遠征で9,450円を持って帰る必要があります。

そして車のラゲッジを500リットルとします。

ここから基準が1つ出ます。

9,450円 ÷ 500リットル = 1リットルあたり18.9円

1リットルあたり18.9円が、車の合格ラインです
1リットルあたり18.9円が、車の合格ラインです

あなたの車がこの線を超えた商品で埋まっていれば、1回の遠征で目標に届きます。

超えていなければ、何個積んでも届きません。容積が先に尽きるからです。


脚立は通って、収納ラックは落ちます

さっきの商品を、1リットルあたりで並べ直します。

商品 容積 手残り 1リットルあたり 判定
電動ドライバー 4.0L 792円 198.1円 ○
圧力鍋 22.5L 2,210円 98.2円 ○
脚立 47.5L 2,284円 48.1円 ○
プランター 52.5L 1,969円 37.5円 ○
収納ラック 121.5L 1,222円 10.1円 ×
同じ「かさばる」で、判定が分かれます
同じ「かさばる」で、判定が分かれます

脚立も収納ラックも、どちらも「かさばる」商品です。

脚立は48.1円で通り、収納ラックは10.1円で落ちます。4.8倍の差です。

「かさばるかどうか」では判定できません。 あなたが判定に使えるのは、体積で割った数字だけです。


車1台ぶんで見ると、こうなります。

商品 500Lに積める数 手残りの合計
電動ドライバー 125個 99,037円
圧力鍋 22個 48,626円
脚立 10個 22,843円
プランター 9個 17,720円
収納ラック 4個 4,887円
車1台で、99,037円か4,887円か
車1台で、99,037円か4,887円か

あの日の収納ラック4個で5,000円弱、というのはこの表のいちばん下でした。

大型が悪かったのではなく、その大型が悪かっただけです。


保管料は、大型のほうが安く設定されています

もう1つ、逆になっている数字があります。

FBAの在庫保管手数料は、1リットルあたりの単価がサイズ区分で違います。

サイズ区分 保管料の係数(1月〜9月)
小型・標準 5.676円 / L / 月
大型・特大型 3.278円 / L / 月
大型のほうが、1リットルあたり42%安い
大型のほうが、1リットルあたり42%安い

大型のほうが42%安いんです。

もちろん体積そのものが大きいので、1個あたりの保管料は大型のほうが高くなります(収納ラックで月398円)。

それでも「大きいと保管料で殺される」は正しくありません。 単価はむしろ優遇されています。

大型で本当に痛いのは、回転が遅いときです。収納ラックの保管料は月398円。30日で売れれば手残りは1,222円ですが、3ヶ月かかると保管料は1,194円になり、手残りは426円まで落ちます。

65%減です。 体積が大きいぶん、1ヶ月ごとに削られる額も大きくなります。

大型は、売れ残った月数がそのまま効きます
大型は、売れ残った月数がそのまま効きます

後席を倒せばいい、ではありません

反論しておきます。「後席を倒せば1,000リットル積める」

積めます。ただし基準も一緒に下がりません。

積める容積 必要な1リットルあたり
500L(ラゲッジのみ) 18.9円
1,000L(後席を倒す) 9.45円
容積を倍にすると、合格ラインは半分になります
容積を倍にすると、合格ラインは半分になります

1,000リットルなら、収納ラックの10.1円でもぎりぎり通ります。

つまり後席を倒すのは、正しい打ち手です。

ただし倒すと、その日は他の買い物ができません。家族の予定とぶつかります。「倒せる日かどうか」が仕入れの前提条件になる、という話でもあります。

そして倒しても、8個以上を見つけられなければ意味がありません。 容積が空いても、商品がなければ埋まらないからです。


3ヶ月後の園芸コーナーを、想像してみてください

日曜の午後、同じ通路です。

あなたは大きなプランターの前で、バーコードを読んでいます。 画面に手取りが出ます。

そこで一度、手を止めて頭の中で割り算をします。

「60かける35かける25で、52リットル。手残り2,000円弱だから……1リットル38円。通る。」

3個カゴに入れます。

隣の通路の収納ラックも見ます。「121リットルで1,200円。10円。落ちる。」 そのまま素通りします。

あなたが素通りできるようになったのは、大きさを見たからではありません。 割ったからです。

その日は脚立を7個とプランターを3個、車に積んで帰ります。手残りの合計は21,895円。

3時間で21,895円。時給7,298円です。

同じ店、同じ通路、同じ3時間。変わったのは、持ち上げる前に割ったことだけです。


いま、その逆をやっています。

大きい商品を持ち上げて、車を思い浮かべて、戻す。 それを1年続けました。

素通りしているのは収納ラックだけではありません。脚立もプランターも、まとめて素通りしています。

止めるのに必要なのは度胸ではありません。その場で手取りが出ることと、体積で割ることだけです。


ホームセンターで見る3つの数字

持ち上げる前に、3つ数える
持ち上げる前に、3つ数える

順番はこうなります。

  1. 手取り(バーコードを読む)
  2. 体積(3辺をかけて1000で割る=リットル)
  3. 手取り ÷ 体積(18.9円を超えるか)

大きさそのものは、あなたが見る3つのどこにも出てきません。

出てくるのは体積であって、見た目の大きさではありません。細長い脚立は、見た目のわりに体積が小さい(95×25×20で47.5リットル)。逆に四角い収納ラックは、見た目どおり大きい(90×45×30で121.5リットル)。

「かさばって見えるか」と「リットルが大きいか」は別です。


よくある質問

Q. かさばると手数料で損しませんか。
思ったほどではありません。いちばん小さい商品で23.7%、いちばん大きい商品で28.2%。差は4.5ポイントです。FBA配送代行の額は3.7倍になりますが、売値も上がるので率は近づきます。

Q. では何が問題なのですか。
車の容積です。遠征1回3時間=9,450円を持ち帰るには、車500リットルで1リットルあたり18.9円が必要になります。

Q. どう計算すればいいですか。
3辺をかけて1000で割るとリットルが出ます。手残り ÷ リットルが18.9円を超えれば通ります。

Q. 大きい商品は全部だめですか。
違います。脚立は48.1円で通り、収納ラックは10.1円で落ちます。 どちらも「かさばる」商品です。大きさでは判定できません。

Q. 保管料で損しませんか。
単価は大型のほうが安く、3.278円/L/月(小型・標準は5.676円)で42%安い設定です。ただし回転が遅いと効きます。 収納ラックは30日なら手残り1,222円ですが、3ヶ月かかると426円まで落ちます(65%減)。

Q. 後席を倒せば解決しますか。
合格ラインが9.45円まで下がるので有効です。ただし倒した日は他の買い物ができず、8個以上見つけられなければ容積が余ります。

Q. 店頭で手取りは分かりますか。
分かります。バーコードを読むと販売手数料を引いた想定手取りが出る無料アプリがあります。体積は自分で測ります。


1リットルで割るとわかります

やることは1つ増えるだけです。手取りを見て、リットルで割る。

  • Amazonが大型を罰しているのは4.5ポイントだけ(23.7% → 28.2%)
  • 効いているのは車の容積。500リットルなら1リットル18.9円が合格ライン
  • 脚立48.1円は通り、収納ラック10.1円は落ちます。どちらも「かさばる」商品です
  • 車1台ぶんの合計は22,843円と4,887円(4.7倍)
  • 保管料の単価は大型のほうが42%安い。ただし3ヶ月残ると手残りが1,222円→426円
  • 後席を倒すと合格ラインは9.45円まで下がります

マカド!の無料アプリ「マカド!リサーチ」は、契約不要・登録不要です。バーコードを読むと、販売手数料を引いた想定手取りがその場で出ます。

次の日曜、プランターを持ち上げる前に読んでください。画面の数字を体積で割ると、その場で答えが出ます。

マカド!の無料アプリを見る(本体は登録月と翌月0円)

月28個を超えている方は、本体も判定の範囲に入ります。大型は保管料が回転日数に比例するので、売れ残りの発見が遅れるほど手残りが削れます。判定は仕入れ数別の記事へ。


この記事の計算方法:手残り = 売値 − 仕入値 − 販売手数料 − FBA配送代行手数料 − FBA在庫保管手数料。販売手数料率(ホーム&キッチンは750円以下5%・超15.4%)、FBA配送代行手数料、FBA在庫保管手数料の係数(1月〜9月:小型・標準5.676円/大型・特大型3.278円、1リットルあたり1ヶ月)はAmazon公式の料金ページの記載(2026年9月時点)にもとづきます。販売手数料は税抜表示、FBA配送代行手数料は税込です。商品の寸法・重量・仕入値・売値、車の容積500リットル、保管日数30日、遠征1回3時間は当サイトが置いた仮定であり、時給3,150円・手残り1,050円は当サイト共通の基準値です。10月〜12月は保管手数料の係数が上がります(小型・標準10.087円)。実際のFBA区分は梱包済みの3辺合計と重量で決まり、梱包後は表の寸法より大きくなります。返品費用は含めていません。料金は変更されることがあります。最新の情報は公式ページとFBA料金シミュレーターでご確認ください。

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