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月50万円で外注を入れて回っている方に向けて書いています。
やり方の話ではありません。外注が何回使えるかの話です。
月末の支払い明細を見て、手が止まりました
外注先が3人います。検品と梱包を分担してもらっています。
月末に支払い明細をまとめます。349,751円でした。
月の手残りは100万円です。手元に残るのは650,249円。
数字としては悪くありません。それでも、通帳を見て手が止まりました。
月50万円だったころ、外注費は175,059円でした。手元に残っていたのは324,941円。
倍になっています。確かに倍になっているのに、思っていた感じと違いました。
理由は、自分の作業時間を見て分かりました。
週36.9時間。
月50万円のとき、外注を入れる前の作業時間が週37.0時間でした。
戻っていました。
月100万円は、月953個です
まず個数を出します。当サイトの基準は1商品の手残り1,050円です。
1,000,000円 ÷ 1,050円 = 952.4個 → 月953個
1人で全部やる場合の時間は、こうなります。
953個 × 20分 = 317.7時間/月 = 週73.9時間

1週間は168時間なので、44%が作業になります。当然、1人では不可能です。
だから外注を入れます。工程ごとに分けます。
| 工程 | 1個 | 953個で | 誰が |
|---|---|---|---|
| リサーチ・仕入れ | 10分 | 158.8時間 | 自分 |
| 検品・出品 | 3分 | 47.6時間 | 外注 |
| 梱包・発送 | 4分 | 63.5時間 | 外注 |
| 価格改定 | 3分 | 47.6時間 | ツール |

外注に111.2時間、ツールに47.6時間を出しました。
それでも158.8時間があなたに残ります。週36.9時間です。
外注は、1回しか使えませんでした
ここが、この記事でいちばん言いたいところです。
月50万円と月100万円を並べます。
| 月50万円(1人) | 月100万円(外注しきり) | |
|---|---|---|
| 個数 | 477個 | 953個 |
| 自分の作業 | 159.0時間 | 158.8時間 |
| 週あたり | 37.0時間 | 36.9時間 |
| 外注費 | 0円 | 349,751円 |

あなたの時間は、ほぼ同じです。
月50万円のときに外注を入れて、週37時間が週18.5時間になりました。そこから個数を倍にしたので、週37時間に戻りました。
外注は手放せる工程を全部手放して終わりです。2回目はありません。
あなたが次に個数を倍にしても、時間を半分にする手はもう残っていません。
そして外注費は手残りの35.0%で固定です。個数が倍になれば、外注費も倍になります。

規模を追うと、時間も外注費も比例して増えます。 増えないのは、手元に残る割合だけでした。
高単価が怖かったのは、外したときの金額でした
正直に書くと、単価を上げるという発想はありました。
やらなかったのは、外すのが怖かったからです。
1,073円で仕入れたものが売れ残っても、1,073円です。2,146円で仕入れて売れ残ると、2倍痛い。
953個も扱っていると、外れは毎月出ます。その1回が大きくなるのが嫌でした。
一方で、個数を増やすやり方は慣れています。同じことを倍やるだけなので、迷いません。
慣れているほうを選び続けた結果が、週36.9時間と外注費349,751円でした。
怖さを避けた代償が、時間で返ってきていたことになります。
同じ月100万円を、単価で取ると半分になります
計算してみました。1個の手残りを2,100円(2倍)にした場合です。
| 個数で取る | 単価で取る | |
|---|---|---|
| 1個の手残り | 1,050円 | 2,100円 |
| 必要な個数 | 953個 | 477個 |
| リサーチ(自分) | 158.8時間 | 79.5時間 |
| 週あたり | 36.9時間 | 18.5時間 |
| 外注費 | 349,751円 | 175,059円 |

あなたの時間も外注費も、ちょうど半分になります。
個数が半分なので、リサーチも半分。外注は個数に比例するので、外注費も半分です。
そして手元に残るのは824,941円(100万円 − 175,059円)。個数で取ったときの650,249円より、174,692円多くなります。
「資金が倍要るのでは」と思うところですが、そうなりません。
30日回転で必要な資金を出します。
| 個数で取る | 単価で取る | |
|---|---|---|
| 個数 | 953個 | 477個 |
| 1個の仕入値 | 1,073円 | 2,146円 |
| 必要な資金 | 1,022,569円 | 1,023,642円 |

1.001倍。ほぼ同じです。
同じ月商を作るなら、必要な仕入れ総額は変わりません。変わるのは、あなたがそれを何個に分けるかだけでした。
個数で分けるほど、時間と外注費がかかります。
単価を上げると、1個の判断は重くなります
打ち消しておきます。単価を上げれば全部が楽になる、ではありません。
| 上がるもの | 内容 |
|---|---|
| 1回の外れの金額 | 仕入1,073円 → 2,146円 |
| 1個あたりの判断の重さ | 相場の読み違いが痛い |
| 在庫が動かないときの保管料 | 体積が大きい商材なら増える |

そしてリサーチ10分のまま単価が倍になる保証はありません。 高額な商材ほど、確認することが増えます。
この記事の計算は、リサーチ時間が変わらない前提で出しています。実際に1個15分かかるようになれば、477個で119.2時間(週27.7時間)。それでも個数で取る158.8時間よりは少なくなります。

外れの金額が2倍になるのは、避けられません。 そこは引き受ける前提の話です。
想像してみてください、半年後の月末を
同じ日、同じ支払い明細です。
あなたが見ている金額は175,059円です。半年前の349,751円から、半分になっています。
外注先は3人から2人になりました。個数が477個なので、それで回ります。
月の手残りは100万円のまま。手元に残るのは824,941円。
そして自分のカレンダーを見ます。リサーチに使っているのは週18.5時間。
半年前は週36.9時間でした。空いた18.4時間で、新しい商材の仕入れ先を探しています。
その先を仕込む時間は、個数を追っていたころには一度も取れませんでした。
あなたが変えたのは、個数を増やすのをやめて、1個の手残りを上げたことだけです。
いま、その逆をやっています。
月末に349,751円を払って、週36.9時間働いて、来月は個数をもう少し増やそうと考える。
来月も、たぶん同じことをします。慣れているやり方のほうが、迷わないからです。
止めるのに必要なのは覚悟ではありません。個数と単価のどちらで取っているかを、数字で見ることだけです。
月100万円で決めること

- いまの1個の手残りを出す(月の手残り ÷ 月の個数)
- 単価を2倍にしたときの個数と時間を出す(個数半分・リサーチ半分・外注費半分)
- 1回の外れが2倍になることを受け入れられるか決める
3番目が本当の分かれ目です。 1番と2番は計算すれば出ますが、3番はあなたが決めるしかありません。
ただし、受け入れなかった場合の代償も数字で出ています。 週36.9時間と、外注費349,751円です。
よくある質問
Q. 月100万円は何個ですか。
手残り1,050円なら月953個です(952.4個を切り上げ)。1人で全部やると週73.9時間で、1週間の44%になります。
Q. 外注すれば楽になりませんか。
なります。ただし1回だけです。外注111.2時間とツール47.6時間を出しても、158.8時間(週36.9時間)が自分に残ります。
Q. 月50万円のときと比べてどうですか。
月50万円を1人でやると週37.0時間。月100万円を外注しきると週36.9時間。ほぼ同じです。
Q. 外注費はいくらですか。
1個367円 × 953個 = 月349,751円。手残りの35.0%で、個数に比例するので規模を追うと同じ割合で増えます。
Q. 単価を上げるとどうなりますか。
手残りを2,100円にすると477個・リサーチ79.5時間(週18.5時間)・外注費175,059円。時間も外注費もちょうど半分です。
Q. 資金が倍要りませんか。
要りません。 30日回転で1,022,569円と1,023,642円、1.001倍です。同じ月商なら必要な仕入れ総額は変わりません。
Q. 単価を上げるリスクは何ですか。
1回の外れが2倍になります(仕入1,073円→2,146円)。リサーチ時間も増える可能性があり、1個15分になれば週27.7時間です。それでも個数で取る週36.9時間よりは少なくなります。
Q. 価格改定は外注しないのですか。
しません。ツールのほうが安いからです。47.6時間を月4,980円で置き換えると105円/時間で、外注の3,146円/時間とは桁が違います。
そろそろ、単価モードにスイッチ
増やす対象を変えるだけです。個数ではなく、1個の手残り。
- 月100万円は月953個。1人なら週73.9時間で不可能です
- 外注しきっても週36.9時間。月50万円を1人でやる週37.0時間とほぼ同じ
- 外注は1回しか使えません。 2回目に手放せる工程はもうありません
- 外注費は手残りの35.0%で固定。個数が倍なら外注費も倍です
- 単価を2倍にすると個数・時間・外注費がすべて半分。手元に残るのは174,692円多くなります
- 必要な資金は1.001倍でほぼ同じ。変わるのは何個に分けるかだけです
マカド!は月4,980円で、価格改定の47.6時間が消えます。1時間105円です(月50万円のときは209円だったので、個数が増えるほど単価が下がります)。
外注先を1人増やす前に、ここだけは先に決めてください。外注3,146円/時間に対して、105円/時間です。
月50万円の段階の方は、手放す順番を月50万円の記事にまとめてあります。在庫が増えてきた方は月20万円の記事へ。
この記事の計算方法:必要な個数 = 目標金額 ÷ 1商品あたりの手残り。作業時間 = 個数 × 1個20分。週あたり = 月の時間 ÷ 4.3週。外注に払える上限 = 自分の時給 × (工程の分数 ÷ 60)。必要な資金 = 個数 × 1個の仕入値(回転30日)。手残り1,050円・仕入1,073円・時給3,150円・1個20分(リサーチ10/検品出品3/梱包発送4/価格改定3)は当サイト共通の基準値で、いずれも当サイトが置いた仮定です。「手残りを2,100円にすると仕入値も2,146円になる」「単価を上げてもリサーチ時間は10分のまま」「回転30日」「外注できる工程の切り分け」も仮定であり、商材によって変わります。外注の品質・教育・管理にかかる時間はこの計算に含めていません。 FBA在庫保管手数料・返品費用も含めていません。マカド!の月額4,980円と無料期間は2026年9月時点の公開情報です。ツールの料金と機能は変更されることがあります。最新の情報は各公式ページでご確認ください。
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