※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。
大口出品で、同じ商品ページに他の出品者がいる方だけ、読んでください。
自分だけが出している商品なら、この記事の競争は起きません。
3日間、1個も売れませんでした
火曜から木曜まで、注文が0件でした。
在庫はあります。出品は生きています。 価格も先週と同じ3,000円のままです。
何もしていないのに止まったので、最初は季節のせいだと思いました。 そういう週はあります。
金曜の朝、商品ページを開いて分かりました。別の出品者が2,950円で出していました。
50円です。50円で、3日ぶんが消えていました。
気づいたのが金曜だったことのほうが、損の正体でした。
落としていたのは、価格ではありませんでした
先に、仕組みを整理します。
同じ商品に複数の出品者がいると、Amazonは1つの出品を「おすすめ出品」として表示します(2023年頃に「ショッピングカートボックス」から名称が変わりました)。買い物かごに入るのは、その出品です。
そして、選ばれる基準は価格だけではありません。

複数の解説が一致しているのは、価格・FBA・在庫・評価・販売実績の5つが見られているという点です(Amazonは詳細なアルゴリズムを公開していません)。
価格は、5つのうちの1つです。だから「1円安くすれば取れる」とは限りません。
小口出品者は、最初から取れません
そのうえで、はっきりしている条件が1つあります。
おすすめ出品を獲得できるのは、大口出品者だけです。 小口では、いくら安くしても取れません。

小口と大口の記事では、料金の分岐点は月49個(4,900円 ÷ 100円)と書きました。
カートの分岐は、そこではありません。 1個目から差がついています。
月49個に届いていなくても、相乗り出品で売るつもりなら、大口である必要があるということです。
1日落とすと、いくら消えるか
金額を出します。月100個ペースの人で計算します。

月100個は1日3.3個。手残り1,050円なら3,500円です。
おすすめ出品を取れていない日は、その商品が売れる可能性がほとんど残りません(購入者は、ほぼ買い物かごのボタンから買うためです)。
カート経由を85%と置くと、1日で2,975円。70%なら2,450円、90%なら3,150円です。
3日で8,925円。 冒頭の私が失ったのは、この金額でした。
50円の値下げに負けて、8,925円。相手が得た利益より、私が失った額のほうが大きいという形になります。値下げ合戦は、負けた側だけが大きく減ります。
落とす日数を決めているのは、価格改定の頻度です
ここが本題です。落とす日数は、相手の値下げではなく、自分が気づくまでの時間で決まります。
競合が値下げする回数を月2回とすると、こうなります。

- 毎日チェックしていれば、気づくまで平均0.5日。月2,975円
- 週1回なら平均3.5日。月20,825円
- 月1回なら平均15日。月89,250円
無料ツールの記事で「価格改定は毎日チェックなら出品19点、週1なら132点が分岐」と書きました。その差が、ここに出ています。
週1回の人は、月20,825円。マカドの月額4,980円の4.2倍を毎月落としています。
たしかに、安くすれば取り返せます
ここで、あなたはこう思われたはずです。
「気づいた時点で下げれば済む話では」
済みます。問題は、どこまで下げるかです。

2,950円の相手に対して、2,900円で出せば取り返せるかもしれません。ただし50円余分に下げています。
手残り1,050円に対して50円は4.8%。月100個なら5,000円です。カートを1日落とす損とほぼ同じ額を、毎日払うことになります。
必要なのは「取り返すこと」ではなく「必要な分だけ下げること」でした。
そして下限を決めておかないと、下げ合いが止まりません。 手残り1,050円の商品で、いくらまでなら下げていいのか。これは事前に決められる数字です。
FBAは、価格以外の4つに効きます
もう1つ、価格以外で動かせるものがあります。

FBAを使うと、配送の速さと返品対応がAmazon側の基準になります。 解説各社は、これが獲得率に効くとしています。
FBAと自己発送の記事では、FBA標準①は252円で、ゆうパケット360円より108円安いと書きました。価格でも負けていません。
自己発送で1円ずつ下げ合うより、FBAに入れて価格を据え置くほうが、結果的に取れることがあります。
下げるのが怖くて、上げるのも怖い
正直に書くと、私はこの3日間のあとも、しばらく価格を触りませんでした。
下げれば手残りが減ります。上げれば取れなくなります。 どちらも損に見えるので、動かさないのがいちばん安全な気がしていました。
実際には、動かさない日がいちばん高くついていました。1日2,975円です。
判断を毎日するのが嫌なのであって、判断の内容が難しいわけではありません。 下限さえ決めておけば、あとは相手の価格に合わせるだけです。
想像してみてください
来週の火曜です。
競合が2,950円に下げました。 あなたは気づいていません。その日は仕事で、Amazonの画面を開いていないからです。
それでも、あなたの価格は2,949円になっています。 下限として決めた2,800円までは自動で動くように設定してあるからです。
木曜に画面を開くと、注文は通常どおり入っています。 3日間止まっていたことに気づくことすらありません。
そして月末、値下げした幅は合計で100円ぶんでした。取り返すために2,900円まで下げていたら、5,000円を失っていた計算になります。
いま、その逆をやっています。金曜に気づいて、慌てて50円下げているほうです。
カートを落とさない3手順
やることは3つだけです。どれも今日決められます。

このうち1番目を飛ばすと、2番目が機能しません。下限が決まっていない状態で自動にすると、下がり続けます。

価格は5つのうちの1つでした。残りの4つを固めておくと、価格の勝負に持ち込まれる回数そのものが減ります。
この記事のまとめ
- おすすめ出品(旧カートボックス)は価格・FBA・在庫・評価・販売実績の5要素で決まる。価格は1つ
- 小口出品者は獲得できない。 料金の分岐(月49個)とは別に、1個目から差がある
- 月100個なら1日3.3個=3,500円。カート経由85%で、1日落とすと2,975円
- 落とす日数は自分が気づくまでの時間。毎日2,975円/週1回20,825円/月1回89,250円
- 週1回の人は、マカドの月額の4.2倍を毎月落としている
- 取り返すときは下げすぎない。50円の下げすぎは月5,000円
下限を決めて、あとは任せてください
価格を触らない日が続くのは、判断の回数が多すぎるからです。
1点ずつ、相手の価格を見て、いくらにするかを決める。出品が20点あれば、それを毎日20回です。平日の夜にできる作業ではありません。
マカド!は、下限価格を決めておけば、その範囲で自動的に価格を動かします。 相手が下げた日に、あなたが画面を見ていなくても追随します。
月4,980円。当サイトの基準では回収は月5個で、週1回チェックの人が落としている月20,825円の4分の1以下です。
最大2ヶ月は無料です。2ヶ月あれば、自分の商品でカートを落とした日が何日あったかが分かります。
今日やることは1つです。いま出品している商品の、下限価格を決めてください。 手残りがいくらまでなら許容できるか。それが決まっていれば、あとの判断は機械に渡せます。
この記事の計算方法:1日あたりの機会 = 月の販売個数 ÷ 30 × 1商品の手残り。カートを1日落とした損 = 1日あたりの機会 × カート経由の割合。価格改定の頻度別の月の損 = 1日の損 × 気づくまでの平均日数 × 競合の値下げ回数。手残り1,050円・月100個は当サイト共通の基準値、カート経由の割合85%(70〜90%で試算)・競合の値下げ月2回・気づくまでの平均日数は当サイトが置いた仮定です。実際の割合と頻度は商材と競合数で変わります。おすすめ出品(2023年頃にショッピングカートボックスから名称変更)の獲得が大口出品者に限られること、および決定要因が価格・FBA・在庫・評価・販売実績の複数要素であることは、複数の解説記事(funnel-inc・LINKほか)の記載が一致する二次情報であり、Amazonは詳細な選定アルゴリズムを公開していません。 大口出品の月額4,900円・小口の1商品100円・FBA配送代行手数料はAmazon公式の料金ページ(2026年9月時点)にもとづきます。最新の条件はセラーセントラルでご確認ください。
他のツールと比べる
せどりツールは、月に何個仕入れれば元が取れるのか【全13種】
