※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。
これから始める方だけ、読んでください。
すでに月50個を超えている方は、この記事の順番をとっくに追い越しています。
カートに入れたまま、3日が過ぎました
プリンタ、バーコードリーダー、デジタルスケール、ラベルシール。合計で3万円を超えました。
まだ1個も売っていません。始める前に3万円払うのか、と思いました。
かといって、カートから消すのも違う気がします。何も買わないまま始めるのは、本気ではないような気がしていました。
3日迷って、結局その週末は店に行きませんでした。買うかどうかを決められなかったので、始めること自体が止まりました。
いま振り返ると、迷っていた3万円のうち、その週末に必要だったのは0円でした。
「元手ゼロ」は、半分だけ本当です
先に立場を書きます。道具はいずれ要ります。ゼロではありません。
ただし「いくら要るか」は、始める前に決める数字ではありません。 道具にはそれぞれ「買う日」があって、その日は売れた個数で決まります。
金額だけを先に足すと、3万円という数字が出ます。順番で並べると、最初の数字は760円になります。
最初に要るものを、1円ずつ並べます
新品を扱う前提で、1個目を売るために本当に要るものだけを並べます。

760円。手残り1,050円で割ると0.7個ぶんです。1個売れば回収できます。
出品用アカウントは小口(0円・売れたとき1商品100円)。リサーチはマカド!リサーチなどの無料アプリ。ここまで課金はありません。
問題は、残りの3つです。プリンタ、リーダー、スケール。 この3つが、3万円のほとんどを占めています。
プリンタが要らない理由
FBAに納品する商品には、商品ラベルを貼ります。だからプリンタが要る、と考えます。
貼らずに出す方法があります。 AmazonのFBA商品ラベル貼付サービスです。小型・標準サイズで1商品20円(大型は51円。金額と条件はセラーセントラルでご確認ください)。
つまり、プリンタを買う代わりに1個20円を払うという選択ができます。
どちらが安いかは、何個売るかで決まります。

637個。
自前で刷れば1枚0.5円ほどなので、貼付サービスとの差は1個19.5円。人気の機種12,420円を回収するには、637個の納品が必要です。
月10個のペースなら、5年以上かかります。始める週に買うものではありません。
バーコードリーダーも、同じ形で決まります
専用のバーコードリーダーは、2万円を超えるものもあります。これも「買うか」ではなく「いつ買うか」です。
式はプリンタと同じです。本体価格 ÷(1個あたりに縮む時間 × 1分52.5円)。 1個あたり1分縮むなら、381個で元が取れます。
ただし、縮む時間はあなたが測るまで分かりません。 スマホのカメラで足りている人もいれば、店頭で何百点もスキャンする人もいます。測れるのは、始めたあとです。
分からないうちに2万円を払うと、それが1分縮むのかどうかも確かめられないまま、道具だけが手元に残ります。
「全部揃える」と、33.5個です
では、最初から全部買うとどうなるか。

35,220円。33.5個ぶんです。
1個も売らないうちに、33.5個の赤からスタートすることになります。

月10個のペースなら3.4ヶ月。最初の3ヶ月は、道具代を返すためだけに働くことになります。
そしてこの期間は、いちばんやめやすい時期でもあります。利益が出ていないのではなく、道具に先に払っただけなのに、数字の上では赤が続きます。
いちばん重いのは、買い切りではありません
もうひとつ、順番を間違えやすいものがあります。大口出品(月4,900円)です。
「本格的にやるなら大口」と言われます。個数で見ると、線ははっきりしています。
小口は1商品100円なので、月49個(4,900円 ÷ 100円)が分岐です。小口と大口の記事で出したとおりです。
月20個の人が大口にすると、毎月2,900円を余分に払います。年34,800円。 先ほどの「全部そろえた場合」の35,220円と、ほぼ同じ額です。
道具を一式買うのと、早すぎる大口を1年続けるのは、同じ金額になります。買い切りは1回で終わりますが、月額は気づくまで毎月出ていきます。
何を、いつ買うか
ここまでの線を1枚にまとめます。当サイトのほかの記事で出した分岐も、全部この表に入れます。

金額の順ではなく、個数の順に並んでいます。 これが答えです。
「初期費用はいくらですか」への正確な返事は、「760円です。そのあとは、売れた個数が次に買うものを教えてくれます」になります。
たしかに、古物商だけは例外です
ここで、あなたはこう思われたはずです。
「中古を扱うなら、19,000円は最初に払うしかないのでは」
そのとおりです。中古品を仕入れて売るなら、古物商許可は1点目から必要です(古物商の記事に手続きを書きました)。ここだけは個数ではなく法律で決まります。
だからこの記事は「新品から始める」を前提にしています。新品だけなら、許可は要りません。
19,000円は18.1個で回収できる金額です。中古を扱うと決めているなら、それは初期費用ではなく18個ぶんの仕入れだと考えてください。
買わないと、本気になれない気がします
正直に書くと、私はこの順番を知っていても、何も買わずに始めるのは落ち着きませんでした。
道具を買うと、始めた実感があります。箱を開けて、設定して、試し刷りをする。その時間は、店に行って棚を見るより気持ちが楽です。
買い物は、仕入れより簡単です。 そして買った分だけ「やっている感じ」がします。
けれど数字は動きません。動くのは、1個目を売った日からです。
想像してみてください
来月の終わりです。
この1ヶ月で払ったのは760円だけでした。それでも21個売れて、手残りは22,050円あります。
プリンタは買っていません。ラベルは1個20円で貼ってもらいました。21個で420円。12,420円を先に払わなくてよかったことが、数字で分かります。
そして今、はじめて迷えます。次に足すのはマカドか、それとも大口か。 その判断には、先月の21個という実績があります。
いま、その逆をやっています。まだ1個も売っていないのに、3万円ぶんの道具を選んでいるほうです。
最初の1ヶ月にやること


この記事のまとめ
- 1個目を売るために要るのは760円(0.7個ぶん)。資材だけ
- プリンタは637個目から。それまではFBA商品ラベル貼付サービス(小型・標準で1個20円)
- 全部そろえると35,220円=33.5個。月10個ペースなら回収に3.4ヶ月
- 大口出品は月49個から。 月20個で大口にすると年34,800円で、道具一式とほぼ同額
- 古物商19,000円は中古を扱うなら1点目から必須(法律)。金額としては18.1個ぶん
- 買うものの順番は金額ではなく個数で決まる
今週は、無料のアプリだけ入れてください
最初に入れるものは、アプリ1つです。
マカド!リサーチは無料で使えます。バーコードを読んで、その場で利益が出るかを判断できます。バーコードリーダーの代わりが、手元のスマホで済みます。
これで今週末、店に行けます。760円ぶんの資材は、売れる商品が見つかってから買っても間に合います。
そして月28個を超えたら、そこが次の線です。最初の1本の記事で出したとおり、価格改定を外部に出す価値が出るのが月28個でした。
マカド!は最大2ヶ月無料なので、28個に届いた月から試せば、判断に必要な2ヶ月を0円で買えます。
今日やることは1つです。カートに入っている道具を、全部消してください。 必要になった日に、この記事の表がその名前を教えてくれます。
この記事の計算方法:必要な販売個数 = 初期費用 ÷ 1商品あたりの手残り。プリンタの分岐個数 = 本体価格 ÷(貼付サービスの単価 − 自前で刷るラベルの単価)。大口出品の分岐 = 月額 ÷ 小口の1商品あたりの成約料。手残り1,050円は当サイト共通の基準値です。モノクロレーザープリンタの価格(最安CANON Satera LBP6030 7,920円/人気1位 Brother JUSTIO DCP-L2600DW 12,420円)は価格.comの一覧の表示(2026年9月12日時点)です。FBA商品ラベル貼付サービスの1商品20円(大型51円)は二次情報(EC STARs Lab.の解説)であり、最新の料金と対象商品はセラーセントラルでご確認ください。 OPP袋3.1円・ダンボール150円はダンボールワンの表示価格(2026年9月時点)。ラベルシール1,000円・デジタルスケール2,000円・テープ類300円は当サイトが置いた仮定です。大口出品の月額4,900円と小口の1商品100円、古物商許可の19,000円はAmazon公式および各都道府県警察の案内にもとづきます。古物営業の要否は扱う商品で変わります。判断は所轄の警察署にご確認ください。
他のツールと比べる
せどりツールは、月に何個仕入れれば元が取れるのか【全13種】
