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資材は1個3.6円です。問題は箱のほうでした|1箱5個と20個で、1個あたり8.3倍違います

※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。

自宅からFBAへ納品している方だけ、読んでください。

全部を自己発送している方には、この記事の箱の話が発生しません。


目次

見つけた5点を、箱に入れました

土曜の夕方です。3店舗まわって、仕入れられたのは5点でした。

家に帰って、1点ずつOPP袋に入れます。ラベルを貼って、ダンボールに詰めます。箱の半分以上が空いています。

隙間に新聞紙を詰めながら、少しだけ気になりました。「この箱、5個のために送るのか」

半分以上が新聞紙で埋まっているのを見て、もったいない、とは思いました。 ただ、いくらもったいないのかを数えたことはありません。

でも、早く出したほうが早く売れます。集荷を頼んで、その日のうちに出しました。

先月も、その前の月も、同じやり方でした。 月に20回ほど、5個ずつ送っています。

資材は安いものを選んでいます。OPP袋は100枚単位でまとめ買いして、1枚3円ほど。そこは、ちゃんとやっているつもりでした。

1枚2円台の店を見つけた日は、少しうれしい。 経費を削っている手応えが、はっきりあります。


1個あたりの納品コストを、1円ずつ出します

納品にかかるお金は、性質の違う2つに分かれます。

納品にかかるお金の2種類
納品にかかるお金の2種類

1個ごとにかかるのは3.6円です。OPP袋とラベルだけなので、ここはどうやっても数円にしかなりません。

1箱ごとにかかるのは788円です。ダンボールとテープ、そして納品送料。この788円は、箱に5個入れても50個入れても、同じ788円です。

つまり1個あたりの納品コストは、こうなります。

1個あたり = 3.6円 + 788円 ÷ 箱に入れた個数

分母が、あなたが箱に入れた個数です。


5個と20個で、8.3倍違います

実際に割ってみます。

1箱の個数別・1個あたりの納品コスト
1箱の個数別・1個あたりの納品コスト

5個詰めなら161.2円。手残り1,050円の15.4%です。

20個詰めなら43.0円。4.1%になります。

1箱の個数別・1個あたりの納品コスト
1箱の個数別・1個あたりの納品コスト

同じ資材、同じ送料、同じ商品です。違うのは、箱に何個入れたかだけです。

そして5個と50個では、161.2円と19.4円で8.3倍の差がつきます。


月100個なら、年141,840円です

1個あたり118.2円の差を、年間に伸ばします。

5個詰めと20個詰めの年間差
5個詰めと20個詰めの年間差

年141,840円。手残り1,050円で割ると、135個ぶんです。

数え方を変えても同じ額になります。年1,200個を5個ずつ送れば240箱、20個ずつなら60箱。差は180箱で、1箱788円だから141,840円です。

あなたが1年間に買っているのは、資材ではなく箱と送料です。


資材を1円安くすると、いくら変わりますか

ここで、最初の「安い資材を探す」に戻ります。

  • OPP袋を3.1円から2.0円に下げる(1.1円の節約)→ 年1,200個で1,320円
  • ダンボールを150円から103円に下げる(47円の節約)→ 年60箱で2,820円
単価を下げるのと、分母を増やすのの比較
単価を下げるのと、分母を増やすのの比較

合計4,140円です。 悪くはありません。

ただし、箱の詰め方を5個から20個に変えると141,840円動きます。34倍です。

資材を安く買うのが間違いなのではありません。そちらばかり見ていると、34倍のほうに手が伸びないのが問題です。

この2つを並べたとき、去年1年ぶんが少し情けなくなりました。 1枚1円を探して回った時間で、箱は1つも埋まっていませんでした。


たしかに、まとめると納品が遅れます

ここで、あなたはこう思われたはずです。

「20個たまるまで待ったら、その間ずっと売れない。回転が落ちる。」

そのとおりです。待つのはタダではありません。

損切りの記事で出した数字を使います。仕入れ1,200円の資金は、1ヶ月で1,050円を作ります。1日あたりに直すと、5個ぶんの6,000円で175円です。

一方、箱を1つ減らして節約できるのは788円。

割り算をします。

箱を埋めるために待っていい日数
箱を埋めるために待っていい日数

4.5日です。

5個を手元に置いて、あと5個が集まるのを4日待つのは得。1週間待つと損になります。

「まとめて送れ」ではありません。「4日以内にまとめろ」です。

この日数は、回転で動きます。60日回転の人なら1日あたりの機会費用は87.5円になるので、待っていいのは9.0日。回転が速い人ほど、箱を埋めるより早く出したほうがよくなります。

同じ「まとめ納品」でも、あなたの回転日数で答えが変わります。


4日で箱を埋めるには、家の中が見えている必要があります

ここが、実際に詰まるところです。

土曜に5点仕入れたとして、あと15点を4日で足す方法は2つしかありません。

  • 次の4日でもう15点仕入れる(兼業の平日には、ほぼ無理です)
  • すでに家にある在庫を、同じ箱に入れる

2つ目が現実的です。押入れに、先月出しそびれた在庫があります。値下げ待ちで止めていたものもあります。それを一緒に詰めれば、箱はすぐ埋まります。

問題は、何がどこにあるか分からないことです。

段ボールを開けて確認するのが億劫で、結局そのまま5個で送ります。開ければ30分で済むのに、その30分が土曜の夜にはどうしても出てきません。

そして翌週も同じことをして、そのたびに少し焦ります。 段ボールを開けて確認していると、それだけで日曜が終わります。4日で埋めるどころか、先に4日が過ぎます。


想像してみてください

次の土曜です。

3店舗まわって、今週も5点でした。家に帰ってスマホを開くと、家にある在庫が写真つきで並んでいます。

そのうち、出品待ちのまま止まっていたものが12点あります。置き場所も出ています。押入れの右の箱に8点、クローゼットに4点。

取り出して、同じ箱に入れます。17点で、箱はほぼ埋まりました。

送料は今週も608円です。ただし今回は17個で割るので、1個あたり50円ちょうどになります。先週までの161円ではありません。

いま、その逆をやっています。家に在庫があるのに、5個だけを788円で送っているほうです。


分母には、上限があります

「では50個詰めればいい」とはなりません。箱には上限があるからです。

FBAパートナーキャリアで使えるのは60〜160サイズ、1箱30kg以内です。140サイズ(3辺合計140cm)の箱は、たとえば60×45×35cmで94,500cm³。文房具サイズ(1個1,000cm³)なら理論上94個入りますが、緩衝材と形の都合で、実際に入るのは50〜70個というあたりです。

ここでもう1つ、手が伸びる先があります。箱を大きくすることです。

箱のサイズを上げたときの1個あたり
箱のサイズを上げたときの1個あたり

160サイズは送料が154円高くなります。 それでも、詰め切れるなら1個あたりは下がります。140サイズに20個入れた43.0円より、160サイズに30個入れた36.7円のほうが6.3円安い。

送料の表だけを見ていると、この選択は出てきません。割り算をして初めて、高い箱のほうが安くなります。


返品で戻ってきた在庫も、同じ箱に入ります

分母を増やす材料は、仕入れた商品だけではありません。

返品の記事で書いたとおり、販売不可で戻った商品を引き取ると、それは自宅在庫になります。状態を直して再出品できるものは、次の箱に足せます。

1点でも足せば、その箱の分母が1つ増えます。押入れに置いたままなら、分母はゼロのままです。


今週の納品でやることは3つです

1箱の個数を増やす3手順
1箱の個数を増やす3手順
資材を安く買うか、箱を埋めるか
資材を安く買うか、箱を埋めるか

この記事のまとめ

  • 納品コストは1個ごと3.6円(OPP袋・ラベル)と1箱ごと788円(箱・テープ・送料)に分かれる
  • 1個あたり = 3.6円 + 788円 ÷ 箱の個数。分母は自分で決められる
  • 5個詰め161.2円(手残りの15.4%)/20個詰め43.0円(4.1%)/50個詰め19.4円
  • 月100個なら、5個詰めと20個詰めの差は年141,840円=135個ぶん
  • 資材の単価を下げて動くのは年4,140円。分母を変えるほうが34倍
  • ただし箱を埋めるために待っていいのは4.5日。それを超えると、止めた資金のほうが高くつく

今日、家にある在庫を全部登録してください

4日で箱を埋められるかどうかは、探す時間があるかどうかでは決まりません。どこに何があるかを、すでに知っているかどうかで決まります。

在庫管理くんは、ASINを入れると商品画像つきで登録され、仕入れ値と保管場所が記録されます。 押入れの右の箱に何が入っているかが、スマホで出ます。

月1,980円。当サイトの基準では、回収に必要なのは月2個です。箱1つぶんの納品費788円で見れば、2.5箱にあたります。

14日間は無料です。今日、家にある在庫を全部入れてください。次の土曜の箱から、分母が変わります。

在庫管理くんを14日間無料で試す(以降 月1,980円)


この記事の計算方法:1個あたりの納品コスト =(1個ごとの資材費)+(1箱ごとの費用 ÷ 箱に入れた個数)。箱を埋めるために待てる日数 = 1箱ぶんの費用 ÷(手元に置く在庫の仕入れ額 × 機会費用率 ÷ 30日)。機会費用率0.875/月(1商品の手残り1,050円 ÷ 仕入れ単価1,200円)と手残り1,050円は当サイト共通の基準値です。納品送料608円はFBAパートナーキャリア・ヤマトオプションの140サイズ・東京→東京の例(同記事では160サイズ東京→東京762円、東京→関西は140サイズ857円)で、地域・サイズ・重量で変わります。 ダンボールの単価はダンボールワンの宅配120サイズの1枚103.4〜173.02円(まとめ買い時)、OPP袋は同サイトのA4テープ付きの1枚約3.1円(いずれも2026年9月時点の表示価格)にもとづき、ダンボール150円・テープと緩衝材30円・商品ラベル0.5円は当サイトが置いた仮定です。実際の金額は購入先と数量で変わります。最新の送料はセラーセントラルのFBAパートナーキャリアの画面でご確認ください。

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