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副業せどりで月3万円が見えてきた方に向けて書いています。
税金の脅しではありません。線がどこにあるかと、その線を測るのに何分かかるかの話です。
3月のニュースを見て、通帳を開きました
確定申告の期限が近い、というニュースが流れていました。
「自分は副業だから関係ないな」と思いながら、なんとなく通帳を開きました。
Amazonからの入金が、毎月並んでいます。多い月も少ない月もあります。
去年1年でいくらだったか、すぐには分かりませんでした。
電子明細を12ヶ月ぶん開いて足せば出ます。ただ、そこから仕入れ代を引いた額はどこにも残っていません。
レシートは捨てていました。仕入れた日も、いくらで買ったかも、記録していません。
20万円の線は、月16,800円です
まず、自分がどこにいるかを出します。
会社員の副業では、所得が年20万円を超えるかどうかが1つの区切りだと言われています(所得税の話です。詳しい要件は国税庁のページをご確認ください)。
当サイトの基準は1商品の手残り1,050円なので、20万円を個数に直すとこうなります。
200,000円 ÷ 1,050円 = 年190.5個 → 月16個
月16個 × 1,050円 = 月16,800円

月16,800円が線です。 あなたが月にこの額を超えているなら、もう線の上にいます。
そして月3万円は月29個、年間で360,000円。線の1.8倍でした。
シリーズで並べると、線の位置がはっきりします。
| 月の目標 | 月の個数 | 年間の手残り | 20万円の線 |
|---|---|---|---|
| 月1万円 | 10個 | 120,000円 | 下 |
| 月1.68万円 | 16個 | 201,600円 | ここが線 |
| 月3万円 | 29個 | 360,000円 | 上 |
| 月5万円 | 48個 | 600,000円 | 上 |
| 月10万円 | 96個 | 1,200,000円 | 上 |

月1万円の記事は線の下、この記事は線の上です。
その間の月16個が、あなたの話が変わる場所でした。
「関係ない」と言うにも、材料が要ります
ここが、この記事でいちばん言いたいところです。
20万円の線は所得で引かれます。売上ではありません。
所得は、売上から経費を引いた額です。当サイトの「手残り」は売値から仕入値・販売手数料・FBA配送代行を引いたものなので、そこからさらに引けるものが残っています。
| まだ引いていない可能性のあるもの |
|---|
| 梱包資材・段ボール |
| 仕入れの交通費・ガソリン代 |
| 通信費・電気代の一部 |
| ツールの月額 |
| 古物商許可の申請費用 |

つまり、あなたの手残りが36万円あっても、経費を引いた所得は20万円以下になる可能性があります。
ここで問題が起きます。
経費を引いた結果が20万円以下だったとしても、記録がなければそれを示せません。
「副業だから関係ない」と言うためには、関係ないことを示す材料が要ります。その材料が、帳簿です。
私は「関係ない」と思いながら、関係ないことを示すものを1つも持っていませんでした。
面倒だと思っていたものは、年6個ぶんでした
帳簿と聞いて浮かんだのは、複式簿記の画面でした。あれを毎月やるのか、と思うと手が止まります。
実際に必要なのは、最初は3列だけです。
| 仕入れ日 | 仕入値 | 売値 |
|---|---|---|
| 4/12 | 1,200円 | 3,000円 |
| 4/12 | 800円 | 2,400円 |

1件を打ち込むのに20秒とします。月29個なら、こうなります。
29件 × 20秒 = 月9.7分
年間で116分(1.93時間)。当サイトの時給3,150円で換算すると、年6,090円です。
個数に直すと、年6個ぶん。

あなたが年に売る348個のうち6個を、記録に使う。 それが「面倒だ」と思っていたものの正体でした。
面倒だと感じていた理由は、時間ではありませんでした。
始めると、金額が確定してしまうからです。
記録がないうちは「たぶん20万円くらい」で済みます。書き始めた瞬間、それが数字になります。
数字になると、次に何をするか決めなければいけません。決めなくていい状態のほうが、楽でした。
3月にニュースを見て「関係ない」と思うのは、その楽な状態を来年まで延長するということでした。
記録は、あとから作れません
もう1つ、順番の問題があります。
3月に思い出しても、去年のレシートは戻りません。
| いつ記録するか | できること |
|---|---|
| 仕入れた日 | 仕入値・日付・売値が全部そろう |
| 1ヶ月後 | 明細から売値は追えるが、仕入値は記憶頼み |
| 翌年3月 | レシートを捨てていたら、もう作れない |

私が捨てていたのは紙のレシートですが、捨てていたのは経費でもありました。経費を引けなければ、所得は手残りのままです。
あなたは引けたはずのものを引かないまま、線の上にいることになります。
3万円を超えたら、控除の話も出てきます
年間360,000円の所得になると、青色申告という選択肢が視野に入ります。
一般に、青色申告では最大65万円の特別控除が使えると言われています。年36万円の所得なら、控除の枠のほうが大きいことになります。
ただし事前の届出と期限があり、要件も細かいので、当サイトでは金額の断定をしません。国税庁のページと、必要なら税務署の相談窓口をご確認ください。
当サイトで計算しているのは、その控除が何個ぶんにあたるかだけです(青色申告の記事で出しました)。
判断そのものは、記録がないと始まりません。 順番としては、帳簿が先です。

来年の3月を、想像してみてください
同じニュースが流れています。同じ3月です。
あなたはスプレッドシートを開きます。
3列だけの表に、去年1年ぶんの行が並んでいます。仕入れ日、仕入値、売値。348行です。
合計欄を見ます。手残りの合計は365,400円でした。
別のシートに、経費が並んでいます。段ボール、テープ、ガソリン代、通信費。合計172,000円。
引き算すると、193,400円です。
20万円の線の、下でした。
去年は「たぶん超えてるだろうな」と思いながら、確かめられませんでした。今年は5分で出ます。
そして超えていた年でも、同じ5分で額が出ます。 出れば、次に何をするか決められます。
あなたが変えたのは、仕入れた日に3列を打ち込むことだけです。
いま、その逆をやっています。
3月にニュースを見て、通帳を開いて、「関係ないな」と言って閉じる。 それを続けていました。
来年の3月も、たぶん同じことをします。確かめないほうが、楽だからです。
止めるのに必要なのは知識ではありません。仕入れた日に、3列を打つことだけです。
月3万円の段階でやること

- 仕入れた日に3列を記録する(仕入れ日・仕入値・売値)
- レシートを捨てない(段ボール、テープ、交通費も)
- 年末に合計して、20万円の線のどちら側かを見る
あなたがツールを検討するのは、この3つのあとです。
月29個は、当サイトがツールの元が取れ始めるとしている月28個のすぐ上です。数字の上では、有料ツールの検討に入れる規模になっています。
それでも、この段階では帳簿のほうが先だと思っています。 ツール代も経費なので、引くための記録がないと、払った意味が半分になるからです。
よくある質問
Q. 副業だと確定申告は不要ですか。
会社員の副業では、所得が年20万円を超えるかどうかが1つの区切りだと言われています。要件は人によって変わるので、国税庁のページでご確認ください。
Q. 20万円は個数でいうと何個ですか。
手残り1,050円なら年190.5個、月16個です。金額なら月16,800円になります。
Q. 月3万円はどのあたりですか。
月29個・年360,000円で、線の1.8倍です。月1万円(年12万円)は線の下なので、その間に線があります。
Q. 手残り36万円なら所得も36万円ですか。
違います。手残りは売値から仕入値・販売手数料・FBAを引いた額で、そこから梱包資材・交通費・通信費・ツール代などをさらに引けます。引いた結果が所得です。
Q. 記録がないとどうなりますか。
経費を引けません。 20万円以下だったとしても、それを示す材料がないことになります。
Q. 帳簿はどれくらい手間ですか。
3列を1件20秒とすると、月29個で月9.7分。年116分で、時給3,150円なら年6,090円=6個ぶんです。
Q. 住民税はどうなりますか。
所得税とは扱いが別だと言われています。お住まいの自治体の案内をご確認ください。
Q. 青色申告はしたほうがいいですか。
当サイトでは金額の断定をしません。事前の届出と期限があるので、国税庁のページをご確認ください。判断の前に、まず記録が要ります。
まさかに備えて、3列だけ残してください
やることは1つ増えるだけです。仕入れた日に、3列を打つ。
- 月3万円は月29個・年348個・年360,000円
- 20万円の線は月16個=月16,800円。月3万円はその1.8倍
- ただし線は所得で引かれます。手残りから経費をさらに引けます
- 記録がないと、経費を引けません。「関係ない」ことも示せません
- 帳簿は月9.7分・年6個ぶん。面倒の正体は時間ではなく、金額が確定することでした
- 記録はあとから作れません。 3月に思い出しても去年のレシートは戻りません
マカド!の無料アプリ「マカド!リサーチ」は、契約不要・登録不要です。バーコードを読むと、販売手数料を引いた想定手取りがその場で出ます。3列目の「売値」を、仕入れる時点で埋められます。
仕入れた日に、その場で3列。それだけで、来年の3月が5分になります。
有料ツールは、この記事では勧めません。 月29個は分岐点のすぐ上ですが、ツール代も経費なので、引くための記録が先だからです。判定は仕入れ数別の記事にまとめてあります。
この記事の計算方法:必要な個数 = 目標金額 ÷ 1商品あたりの手残り。手残り1,050円・時給3,150円は当サイト共通の基準値です。20万円を個数に直した190.5個・月16個・月16,800円は、この手残りを使った当サイトの換算です。帳簿の所要時間「1件20秒」は当サイトが置いた仮定で、入力方法と慣れによって変わります。税務については当サイトは金額や要否の断定をしません。 確定申告の要否、20万円という区切りの適用条件、住民税の扱い、青色申告の要件と期限は、いずれも個人の状況によって変わります。国税庁のページおよび税務署・税理士にご確認ください。 販売手数料とFBA配送代行手数料はAmazon公式の料金ページの記載(2026年9月時点)にもとづきます。料金は変更されることがあります。
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