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始めて間もない方に向けて書いています。
このサイトはせどりツールを13種紹介していますが、この記事では1つも勧めません。 理由も書きます。
まだ1個も売れていない
深夜1時でした。
部屋の隅に、仕入れた6個が積んであります。始めて3週間で、まだ1個も売れていません。
Amazonのセラーセントラルを開いて、出品中の画面を見ます。数字は動いていません。昨日も、その前も同じでした。
やり方が間違っているんじゃないか、と思いました。
そこでブラウザを開いて、「せどり ツール おすすめ」で検索しました。稼いでいる人が何を使っているのか、知りたかったからです。
比較記事を4本読みました。どれも良さそうで、どれも高そうでした。
タブを閉じて、寝ました。
翌週も、同じことをしました。
早く結果がほしい。でも、何が正しいのか分かりません。 だから調べます。
そして気づいたのは、調べているあいだだけは、失敗していない気がするということでした。
買えば間違うかもしれない。仕入れれば売れ残るかもしれない。でも読んでいるうちは、何も失っていない。
そう思って、3週間で7時間ほど記事を読みました。在庫は6個のままです。
読んでも決まらないのは、数字がないからです
決められない理由は、記事の書き方ではありません。あなたの手元に、判定の材料がないからです。
たとえば当サイトは、ツールをこの式で評価しています。
月額 ÷ 1商品あたりの手残り = 必要な仕入れ個数
「1商品あたりの手残り」を、あなたはまだ知りません。
だから月4,980円のツールを見ても、それが「月5個ぶん」なのか「月20個ぶん」なのか判断できません。割り算の右側が空欄なので、答えが出ないだけです。
比較記事をあと10本読んでも、この欄は埋まりません。
測るのは、3つだけです
埋めるべき欄は3つあります。どれも最初の10個で取れます。
| 測るもの | どうやって |
|---|---|
| 1商品の手残り | 売値 − 仕入値 − 手数料 − 送料。10個の平均 |
| 回転日数 | 仕入れた日から売れた日まで。中央値 |
| 1個あたりの作業時間 | リサーチ・検品出品・梱包発送を別々に |

そして、この3つがそれぞれ別の判定を解錠します。
| 測った数字 | 判定できるようになること |
|---|---|
| 手残り | ツールの必要個数(月額 ÷ 手残り)/自分の時給 |
| 回転日数 | 同じ資金で月に何個回せるか |
| 作業時間 | 時給/外注に1件いくらまで払えるか |

3つそろうと、13種すべてを自分の数字で判定できます。 1つも測っていなければ、1つも判定できません。
かかる時間は、12分です
大げさな作業ではありません。
| やること | 時間 |
|---|---|
| 10個ぶんの手残りを計算する | 10分 |
| 仕入れた日をメモする(10個) | 1.7分 |
| 作業時間をストップウォッチで測る | 0分(仕入れながら測る) |
| 合計 | 約12分 |

12分です。
そして比較記事を5本読むと、50分かかります。当サイトで計算したことがあります。
| 時間 | 判定できるか | |
|---|---|---|
| 比較記事を5本読む | 50分 | できない |
| 3つの数字を測る | 12分 | できる |

4.2倍です。 短いほうに、答えがあります。
手残りの計算だけ、少しだけ手順があります
3つのうち、いちばん間違えやすいのがこれです。差額を利益だと思ってしまうからです。
例を1つ出します。文房具を1,200円で仕入れて、3,000円で売った場合です。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 売値 | 3,000円 |
| 仕入値 | −1,200円 |
| 販売手数料(15.4%) | −462円 |
| FBA配送代行(小型) | −288円 |
| 手残り | 1,050円 |

差額は1,800円ですが、手残りは1,050円です。750円が手数料と配送で消えています。
差額のまま計算すると、必要個数を4割ほど少なく見積もることになります。契約してから足りなくなるのは、ここが原因です。
なお販売手数料はカテゴリによって変わります。本・CD・DVDなどのメディア商品には、手数料とは別に1点140円のカテゴリー成約料もかかります。詳しくはAmazonの取り分の記事にまとめました。
手残りだけは、無料アプリが出してくれます
3つのうち1つ目は、実は手で計算しなくても出ます。
マカド!には、契約不要・登録不要で使える無料アプリ「マカド!リサーチ」があります。有料版の契約者でなくても使えます。
| できること | 中身 |
|---|---|
| 想定手取り | 販売手数料を引いた金額が出る |
| 売れやすさランク | バーコードを読むと SSS〜G で判定 |
| ライバル数 | 何人が同じ商品を出しているか |
| 買い/見送り | 仕入れ値を入れると、その場で判定 |

「想定手取り」が、そのまま1つ目の数字です。
店頭でバーコードを読んで、仕入れ値を入れるだけ。10分の計算が、ほぼゼロになります。
残り2つ(仕入れた日と、作業時間)は自分で記録してください。メモアプリで足ります。 この段階で在庫管理ツールは要りません。
2ヶ月後の深夜を、想像してみてください
同じ部屋で、同じようにセラーセントラルを開いています。
在庫は6個ではありません。 先月は31個仕入れて、そのうち28個が売れました。
そしてメモアプリには、3つの数字が入っています。
手残りの平均は980円。回転日数の中央値は24日。1個あたりの作業時間は18分。
この3つがあると、比較記事を読む必要がなくなります。月4,980円のツールを見たら、その場で「980円で割ると月6個」と分かるからです。
そして「月28個」という分岐点にも、自分が届いていることが分かります。
あの3週間、あなたに足りなかったのは情報ではありませんでした。 自分の数字でした。
いま、その逆をやっています。
在庫6個のまま、7時間を記事に使いました。 読んでいるあいだは失敗していない気がしていましたが、判定の材料は1つも増えていません。
3つの数字は、次の10個を仕入れれば手に入ります。12分です。
たしかに、測っている間に稼げるわけではありません
反論しておきます。測っても、それ自体は1円も生みません。
そして「まず数字を測れ」は、正直つまらないアドバイスです。新しいツールを入れるほうが、前に進んでいる感じがします。
ただし、この段階でツールを入れるともう1つ困ることが起きます。
効果を判定できません。
ツールの効果は「先月より何個増えたか」で測ります。先月の個数を知らなければ、増えたかどうかも分かりません。
だから順番として、測るのが先になります。買うのが嫌だから測れと言っているのではなく、測らないと買った意味が分からないからです。
いつツールを入れるか、先に書いておきます
測り終えたときのために、閾値だけ置いておきます。
| 月の仕入れ数 | 判定 |
|---|---|
| 〜27個 | まだゼロ。 3つの数字を貯める期間 |
| 28個〜 | 最初の1本が黒字になります |
| 75個〜 | 在庫の管理が要る規模に入ります |
| 114個〜 | 領収書の保存が手作業では割に合わなくなります |

月28個です。 導出は仕入れ数別の記事に書きました。
在庫6個の段階では、どれも該当しません。 それでいいのです。
よくある質問
Q. 最初に買うべきツールはどれですか。
ありません。月28個に届くまでは、どれも黒字になりません。
Q. なぜ測るのが先なのですか。
ツールの効果は「先月より何個増えたか」で測ります。先月の数字がなければ、判定できません。
Q. 何を測ればいいですか。
3つです。1商品の手残り/回転日数(中央値)/1個あたりの作業時間。
Q. どれくらい時間がかかりますか。
約12分です。比較記事を5本読む50分より短く、しかもこちらは判定に使えます。
Q. 手残りはどう計算しますか。
売値 − 仕入値 − 販売手数料 − 送料です。差額そのままだと4割ほど多く見積もることになります。
Q. 計算が面倒です。
マカド!リサーチ(契約不要・登録不要・無料)がバーコードから想定手取りを出します。1つ目の数字はこれで足ります。
Q. 回転日数は平均でいいですか。
中央値にしてください。平均は1点の長期在庫に引きずられます。
Q. 記録は何でつけますか。
この段階ではメモアプリで足ります。在庫管理ツールは、在庫75点を超えてからです。
次の10個を、記録しながら仕入れてください
やることは3つだけです。
1つ目。 仕入れた日を、その場でメモする。10秒です。
2つ目。 売値と仕入値と手数料を引いて、手残りを出す。1個1分です。
3つ目。 1週間だけ、工程ごとにストップウォッチを押す。追加の時間はかかりません。
- 決められないのは記事のせいではなく、判定の材料がないからです
- 測るのは3つだけ(手残り/回転日数/作業時間)
- かかる時間は約12分。比較記事を読む50分より短く、こちらは判定に使えます
- 手残りは差額ではありません。文房具の例なら1,800円ではなく1,050円
- 最初のツールが黒字になるのは月28個から。在庫6個なら、まだ何も要りません
1つ目の数字だけは、無料で自動化できます。
マカド!の無料アプリ「マカド!リサーチ」は契約不要・登録不要です。バーコードを読むと、販売手数料を引いた想定手取りがその場で出ます。
店頭で仕入れ値を入れれば、「買い/見送り」も出ます。1円も払わずに、1つ目の数字が毎回たまっていきます。
そして月28個に届いたら、このページに戻ってきてください。 そのときは3つの数字がそろっているので、13種のどれでも自分で判定できます。
在庫6個から28個まで、あと22個です。
この記事の計算方法:手残り = 売値 − 仕入値 − 販売手数料 − 送料。文房具の例は、販売手数料15.4%(462円)とFBA配送代行 小型288円(1,000円超)で算出しました。手数料率はAmazon公式の料金ページ、カテゴリー成約料140円はAmazon出品者向けヘルプの料金ページの記載(2026年9月時点)にもとづきます。測定にかかる12分(手残りの計算10個×1分+仕入れ日のメモ10個×10秒)と、比較記事5本=50分は、いずれも当サイトが置いた仮定です。月28個の分岐点は仕入れ数別の記事で導出しました。マカド!リサーチの機能・料金・無料期間はセールスページの記載(2026年9月時点)にもとづきます。最新の条件は公式ページでご確認ください。
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