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「せどりを始めるにはいくら必要か」
よく聞かれる質問ですが、金額だけでは答えが出ません。
同じ10万円でも、月に33個しか売れない人と、200個売れる人がいます。違いは回転日数です。
同じ資金で、6倍の差がつきます
資金10万円、1個1,000円で仕入れる場合です。持てる在庫は100個。
| 平均で何日で売れるか | 月に売れる個数 |
|---|---|
| 15日 | 月200個 |
| 30日 | 月100個 |
| 45日 | 月67個 |
| 60日 | 月50個 |
| 90日 | 月33個 |

15日回転と90日回転で、6倍です。
資金を増やさなくても、回転を速くすれば売れる個数は増えます。逆に、回転が遅ければ資金をいくら入れても止まります。
資金は「何日ぶん寝るか」で決まります
必要な資金は、この式で出ます。
必要な資金 = 月の仕入れ額 × (平均販売日数 ÷ 30)

月10万円を目指す場合(手残り1,050円で月96個、1個1,000円で仕入れ)で計算します。
| 平均販売日数 | 必要な資金 |
|---|---|
| 15日 | 48,000円 |
| 30日 | 96,000円 |
| 45日 | 144,000円 |
| 60日 | 192,000円 |
| 90日 | 288,000円 |
| 120日 | 384,000円 |

同じ月10万円でも、15日回転なら4.8万円、90日回転なら28.8万円です。
「せどりには30万円必要」という話をよく見ますが、それは90日回転を前提にした数字です。回転が速ければ、その3分の1で足ります。
年間で何回働くか
同じ資金が、1年で何回転するかを見ます。
| 平均販売日数 | 年間の回転数 | 資金10万円が1年で扱う金額 |
|---|---|---|
| 15日 | 年24.3回転 | 243万円 |
| 30日 | 年12.2回転 | 122万円 |
| 60日 | 年6.1回転 | 61万円 |
| 90日 | 年4.1回転 | 41万円 |

15日回転と90日回転で、6倍の差がそのまま出ます。
資金を10万円から30万円に増やすのと、回転を90日から30日に速くするのは、同じ効果です。
そして回転を速くするほうは、お金がかかりません。
回転を速くする方法
3つあります。
| 方法 | 中身 | 効き方 |
|---|---|---|
| 回転の速い商品を選ぶ | 仕入れの時点で判断する | 最も効く |
| 価格を下げる | 相場に合わせて売り切る | すぐ効くが利益が減る |
| 値下げのタイミングを逃さない | 相場が動いたら追う | 自動化できる |

1. 仕入れの時点で決まります
いちばん効くのはここです。売れない商品は、何をしても売れません。
判断材料になるのは、その商品が過去にどれくらいの頻度で売れているかです。
- 90日間で何個売れたか
- 出品者が何人いるか
- ランキングが安定しているか
マカド!の商品リサーチは、Keepaベースの販売傾向・ランキング・最安値に加えて、想定手数料を引いた「手取り」まで表示します。セールスページの画面例では「ランキング12,480位 / 新品最安¥3,480 / 想定手取り¥1,120 / 90日販売38個」という判定が出ていました。
90日で38個売れている商品なら、平均して2.4日に1個です。回転の速さがその場で分かります。
せど楽AIのASINファインダーは、別の角度から同じ問題を解いています。Amazonの全ASINについて「いつ・いくらで・どのコンディションで売れたか」を記録し、直近1ヶ月で売れている個数順に抽出します。
セールスページの表現では「出品したら1ヶ月以内に売れるASINリスト」です。
回転の速い商品だけを最初から集めるという発想になります。
2. 価格を下げるのは、最後の手段です
売れなければ下げれば売れます。ただし手残りが減ります。
下げる前に、下げなくても売れる商品を選ぶほうが先です。
3. 値下げのタイミングは自動化できます
相場が動いたときに追随できるかどうかで、回転が変わります。手作業では追えません。
マカドの自動価格改定は最速5分間隔でライバル価格に追従し、上限・下限価格の設定で利益を削る値下げを防ぎます。
下限を設定しておけば、追いすぎて赤字になることもありません。
4,980円 ÷ 1,050円 = 月5個

なおマカドは登録月と翌月が無料です。回転がどれだけ変わるかを、払う前に2ヶ月測れます。
寝かせると、保管手数料がかかります
FBAを使う場合、在庫を置いている日数ぶん保管手数料が発生します。
計算式はAmazonが公開しています。
係数 × (商品サイズcm³ ÷ 1,000) × 保管日数 ÷ 当月の日数
| 時期 | 小型/標準の係数 |
|---|---|
| 1月〜9月 | 5.676円 |
| 10月〜12月 | 10.087円(約1.8倍) |
実際の商品で計算します。
| 商品 | サイズ | 月あたり | 90日ぶん | 手残り1,050円に対して |
|---|---|---|---|---|
| 文庫本(18×11×2cm) | 396cm³ | 2.2円 | 6.7円 | 0.6% |
| 単行本(20×15×3cm) | 900cm³ | 5.1円 | 15.3円 | 1.5% |
| DVD(19×14×1.5cm) | 399cm³ | 2.3円 | 6.8円 | 0.6% |
| 中古家電(30×25×20cm) | 15,000cm³ | 85.1円 | 255.4円 | 24.3% |

小型のメディア商材なら、90日寝かせても15円。誤差です。
中古家電は255円で、手残りの24.3%を持っていかれます。
つまり「寝かせ戦略」が成立するのは、小さくて薄い商品だけです。大きい商品を寝かせると、保管料が利益を食います。
しかも10月〜12月は係数が約1.8倍になります。年末に大型商品を寝かせるのは、二重に不利です。
回転が遅い在庫は、資金と場所を止めます
保管手数料より重いのは、資金が止まることです。
月96個を回している人が、90日回転の在庫を抱えると、こうなります。
| 30日回転 | 90日回転 | |
|---|---|---|
| 常時の在庫点数 | 96点 | 288点 |
| 寝ている資金 | 96,000円 | 288,000円 |
| 保管場所 | 段ボール数箱 | 部屋のかなりの面積 |

288点の在庫を、記憶で管理することはできません。
何をいくらで仕入れたか、どこに置いたか、いつから寝ているか。これが分からなくなると、そもそも「回転が遅い」ことにすら気づけません。
在庫管理くんは、この自宅在庫に特化したツールです。
- ASINを入れると商品画像つきで登録できる
- 在庫額推移を毎月自動で記録する
- 金額上昇アラート — 寝かせ在庫が希望価格まで上がったら通知が来る
3つ目が回転の話に直結します。寝かせで難しいのは待つことではなく、上がった瞬間に気づくことです。288点を毎日見に行ける人はいません。
月1,980円(1日66円)、必要個数は月2個。14日間の無料トライアルがあります。
自分の回転日数を測る
まず現状を知ってください。方法は単純です。
| やること | |
|---|---|
| 1 | 直近で売れた10個について、仕入れた日と売れた日を出す |
| 2 | それぞれの日数を計算する |
| 3 | 中央値を取る(平均ではなく) |

平均ではなく中央値です。 1点だけ半年寝ていた商品があると、平均が引きずられます。
出た日数を、この記事の表に当てはめてください。必要な資金と、いま抱えられる個数が出ます。
資金を増やす前に、確認すること
「資金が足りないから増やせない」と考える前に、この順番で確認してください。
| 順番 | 確認すること |
|---|---|
| 1 | 回転日数は何日か(中央値) |
| 2 | 60日を超えているなら、なぜ売れていないか |
| 3 | 価格が相場から離れていないか |
| 4 | そもそも売れる商品を仕入れているか |
| 5 | ここまで潰してから、資金を増やす |

回転が90日のまま資金を3倍にしても、寝る在庫が3倍になるだけです。
先に回転を30日にすれば、資金はそのままで販売数が3倍になります。しかも保管手数料も3分の1です。
よくある質問
Q. 回転日数の目安はどれくらいですか。
商材によりますが、30日以内なら速い部類です。60日を超えると資金効率が落ち、90日を超えると保管手数料も効いてきます。
Q. 資金はいくら必要ですか。
月の仕入れ額 × (平均販売日数 ÷ 30) です。月96個・1個1,000円で30日回転なら9.6万円、90日回転なら28.8万円になります。
Q. 「せどりには30万円必要」と聞きました。
90日回転を前提にした数字です。回転が速ければ3分の1で足ります。金額だけを見ても答えは出ません。
Q. 保管手数料はどれくらいかかりますか。
小型のメディア商材なら90日で15円程度、誤差の範囲です。中古家電のような大型商品は90日で255円になり、手残り1,050円の24.3%を占めます。
Q. 10月〜12月は何が違いますか。
在庫保管手数料の係数が5.676円から10.087円へ、約1.8倍になります。年末に大型商品を寝かせるのは不利です。
Q. 寝かせ戦略は有効ですか。
小さくて薄い商品なら有効です。保管料がほぼかからないので、相場が上がるのを待てます。大型商品では保管料が利益を食います。
Q. 回転日数はどう測りますか。
直近10個の「仕入れた日から売れた日までの日数」の中央値を取ってください。平均だと1点の長期在庫に引きずられます。
Q. 回転を速くするのと資金を増やすのは、どちらが先ですか。
回転です。回転が90日のまま資金を3倍にしても、寝る在庫が3倍になるだけです。
今日から、仕入れた日を記録してください
- 同じ資金10万円でも、15日回転なら月200個、90日回転なら月33個。6倍の差
- 必要な資金 = 月の仕入れ額 × (平均販売日数 ÷ 30)
- 月10万円(月96個)を回すのに、30日回転なら9.6万円、90日回転なら28.8万円
- 資金を3倍にするのと、回転を3倍速くするのは同じ効果。回転のほうは無料
- 保管手数料は小型なら90日で15円、中古家電は255円(手残りの24.3%)
- 10月〜12月は係数が約1.8倍
- 回転日数は中央値で測る。平均は1点の長期在庫に引きずられる
「いくら必要か」の前に、「何日で売れているか」を出してください。
回転日数は、仕入れた日と売れた日の2つがあれば出ます。それだけです。
問題は、その2つが今どこにも残っていないことです。Amazonの購入履歴は店舗仕入れを記録しません。売れた日はセラーセントラルにありますが、仕入れ日と紐づいていません。
在庫管理くんは、ASINを入れると商品画像つきで登録され、在庫額と仕入れ日が自動で記録されます。 月1,980円、必要個数は月2個。
14日間無料です。今ある在庫を全部入れれば、2週間後には自分の中央値が出はじめます。
そこが出た時点で、この記事の表は全部あなたの数字に置き換わります。
在庫管理くんを14日間無料で試す
この記事の計算方法:必要な資金 = 月の仕入れ額 × (平均販売日数 ÷ 30)。月に売れる個数 = (資金 ÷ 仕入れ単価) × (30 ÷ 平均販売日数)。年間回転数 = 365 ÷ 平均販売日数。FBA在庫保管手数料はAmazon公式の料金ページ記載の計算式「係数 × (商品サイズcm³ ÷ 1,000) × 保管日数 ÷ 当月の日数」と係数(1月〜9月:小型/標準5.676円、10月〜12月:10.087円)にもとづき、当サイトで算出しました(2026年9月時点)。商品サイズは代表的な例であり、実際の梱包サイズで変わります。料金は変更されることがあります。最新の情報は公式ページでご確認ください。
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