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月5万円と月10万円は、同じ延長線上にありません。
倍にするだけに見えて、詰まる場所が変わります。
月5万円は「見つけられるか」の勝負でした。月10万円は「さばけるか」の勝負になります。
答え
100,000円 ÷ 1商品あたりの手残り = 必要な個数

1商品の手残りを1,050円(文房具を1,200円で仕入れて3,000円で売った場合)とすると、月96個です。
| 1商品の手残り | 必要な個数 | 1日あたり | 週2回の仕入れなら1回 |
|---|---|---|---|
| 500円 | 月200個 | 6.7個 | 25個 |
| 1,000円 | 月100個 | 3.3個 | 12.5個 |
| 1,050円 | 月96個 | 3.2個 | 12個 |
| 2,000円 | 月50個 | 1.7個 | 6.2個 |
| 3,000円 | 月34個 | 1.1個 | 4.2個 |
| 5,000円 | 月20個 | 0.7個 | 2.5個 |

月5万円の倍ではありません
個数は倍ですが、時間の増え方が違います。
1個あたりの作業を分解して、96個ぶんに掛けます。
| 工程 | 1個あたり | 月96個ぶん |
|---|---|---|
| リサーチ・仕入れ | 5〜15分 | 8.0〜24.0時間 |
| 検品・クリーニング | 2〜5分 | 3.2〜8.0時間 |
| 出品登録 | 2〜5分 | 3.2〜8.0時間 |
| 梱包・発送 | 3〜8分 | 4.8〜12.8時間 |
| 合計 | 12〜33分 | 19.2〜52.8時間 |

中間値の20分で計算すると、月32時間。週に7.4時間です。
100,000円 ÷ 32時間 = 時給3,125円
月5万円のときは月17時間でした。倍の時間が要ります。
問題は、この32時間を平日の夜と週末だけで確保できるかです。
| 月5万円 | 月10万円 | |
|---|---|---|
| 必要個数 | 48個 | 96個 |
| 全工程の時間 | 16時間 | 32時間 |
| 週あたり | 3.7時間 | 7.4時間 |
| 平日1時間×5日で足りるか | 足りる | 足りない |

平日1時間では足りなくなります。 ここが最初の壁です。
出品作業が、最初に詰まります
32時間の内訳を見ると、リサーチが最大です。ただし最初に破綻するのはリサーチではありません。
リサーチは店に行けば進みます。進まないのは、家に帰ってからの作業です。
仕入れは1日で終わるが、出品は終わらない
週末に店を回って、12個仕入れたとします。仕入れ自体は2〜3時間で終わります。
そのあと、家で12個ぶんの作業が待っています。
| 帰宅後の作業 | 12個ぶん |
|---|---|
| 検品・クリーニング | 24〜60分 |
| 出品登録 | 24〜60分 |
| 梱包・FBA納品準備 | 36〜96分 |
| 合計 | 1.4〜3.6時間 |

仕入れと同じくらいの時間が、家で必要になります。
これが積み残ると、次の遠征に行けません。仕入れた商品が箱のまま積まれて、在庫だけが増えます。
出品登録だけで、月8時間になり得ます
1個あたりの出品登録時間で計算します。
| 1個あたりの出品時間 | 月96個ぶん |
|---|---|
| 2分 | 3.2時間 |
| 3分 | 4.8時間 |
| 5分 | 8.0時間 |

1個5分かかっていると、出品作業だけで月8時間。 全体32時間の4分の1です。
月5万円のときは48個なので4時間でした。この4時間の差が、平日の夜を潰します。
出品を短くする方法
やることは2つです。
1. 一括出品を使う
Amazonの大口出品には一括出品機能があります。公式ページの機能一覧にも「一括出品で時間を節約する」と記載があります。
CSVでまとめて登録できるので、1個ずつセラーセントラルを開く必要がなくなります。
なお、月96個は大口出品が前提です。小口は「毎月49点まで」なので、月10万円の規模では選択肢に入りません。
2. 1画面で完結するツールを使う
セラーセントラルの出品画面は、コンディション・価格・在庫・配送方法が別々の場所にあります。往復するだけで時間が溶けます。
マカド!の「かんたん出品」は、1画面でコンディション・価格・在庫・仕入値・下限価格まで設定して登録できます。CSVによる一括出品にも対応しています。
仕入れ値と下限価格を出品時に入れておけるのが重要で、この2つが後の利益集計と価格改定の下限にそのまま効きます。
4,980円 ÷ 1,050円 = 月5個

月96個仕入れる規模なら、5個ぶんです。しかも登録月と翌月が無料なので、出品時間がどれだけ短くなるかを払う前に測れます。
資金は9.6万円あれば回ります
見落とされやすい点です。
| 1個の仕入れ単価 | 月96個ぶんの仕入れ資金 |
|---|---|
| 500円 | 48,000円 |
| 1,000円 | 96,000円 |
| 2,000円 | 192,000円 |
| 3,000円 | 288,000円 |

1個1,000円なら9.6万円です。売れた分が戻ってくるので、実際にはこれより少なくて回ります。
「月10万円を稼ぐには100万円必要」といった話を見かけますが、単価の高い商材を前提にした計算です。中古メディア(本・CD・DVD・ゲーム)のように1点数百円〜千円台なら、桁がひとつ違います。
ただし回転が遅いと話が変わります。 仕入れた分が3ヶ月売れなければ、3ヶ月ぶんの資金が寝ます。
96,000円 × 3ヶ月 = 288,000円
回転日数が資金を決めます。 単価より回転です。
詰まる順番
月10万円を目指すと、この順番で問題が出ます。
| 順番 | 詰まるところ | 症状 | 対策 |
|---|---|---|---|
| 1 | 出品作業 | 仕入れたのに出品が追いつかない | 一括出品/1画面で完結するツール |
| 2 | 在庫管理 | 何をいくらで仕入れたか思い出せない | 自宅在庫の可視化 |
| 3 | 価格改定 | 値下げ競争で利益が消える | 上限・下限つきの自動改定 |
| 4 | リサーチ | 仕入れ数を維持できない | リサーチの効率化 |

月5万円のときは1番がリサーチでした。 月10万円では、リサーチは4番に落ちます。
理由は単純で、96個ぶんの後処理が先に破綻するからです。仕入れが増えても、さばけなければ現金になりません。
2番の「在庫管理」が効いてくる規模です
在庫が100点を超えると、記憶では追えなくなります。
月96個仕入れて、平均2ヶ月で売れるとすると、常時190点前後の在庫を抱える計算です。
在庫管理くんは、この自宅在庫に特化したツールです。月1,980円、必要個数は月2個。ASINを入れると商品画像つきで登録でき、Amazon価格を1日1回自動で取得します。
14日間の無料トライアルがあるので、手元の在庫を全部入れてみて、続けられるかを確かめられます。
単価を上げるほうが速い
96個が厳しいなら、打ち手は2つです。
| 打ち手 | 効き方 |
|---|---|
| 個数を増やす | 作業時間がそのまま増える |
| 単価を上げる | 個数も時間も同時に減る |
手残りを1,050円から2,000円に上げると、必要個数は96個から50個へ。
作業時間も32時間から17時間になります。

同じ月10万円でも、作業量が2倍違います。
単価を上げる具体的な方向はこうです。
- 中古メディアの限定版・廃盤を狙う(通常版と同じ棚にあるが相場が別)
- 中古家電に移る(1点あたりの利益額が大きい)
- セット販売にする(同じ作業で単価が上がる。FBAの配送代行が1回で済む)
3つ目は当サイトの別記事で計算しています。500円の商品を3個セットにすると、手残りが603円から981円になります。
この先の数字
| 目標 | 手残り1,050円なら | 手残り3,000円なら | 主題が変わるところ |
|---|---|---|---|
| 月5万円 | 月48個 | 月17個 | リサーチの効率 |
| 月10万円 | 月96個 | 月34個 | 出品作業 |
| 月20万円 | 月191個 | 月67個 | 在庫管理の破綻 |
| 月30万円 | 月286個 | 月100個 | 資金繰り |

月20万円で在庫管理が破綻し、月30万円で資金繰りが主題になります。
そのたびに、必要な仕組みが1つずつ増えていきます。
ここから何をするか
- 直近10個の平均手残りを出す(これが全部の入力になります)
- 100,000円をその数字で割る → 必要個数
- その個数 × 20分 → 月の作業時間
- その時間を確保できるかを確認する
- 足りなければ、出品作業から短くする
4番で足りないと分かったときに、初めてツールの検討に意味が出ます。
月10万円で最初に効くのは、リサーチではなく出品です。 仕入れた分をさばけるかどうかで決まります。
よくある質問
Q. 月10万円は月何個ですか。
1商品の手残りが1,050円なら月96個です。手残り2,000円なら月50個になります。
Q. どれくらい時間がかかりますか。
1個20分として月32時間、週7.4時間です。平日1時間×5日では足りません。
Q. 時給はいくらになりますか。
100,000円 ÷ 32時間で3,125円です。ただし作業が効率化された状態の数字です。
Q. 資金はいくら必要ですか。
1個1,000円で仕入れるなら9.6万円です。ただし回転が遅いと、その月数ぶんが寝ます。3ヶ月回転なら28.8万円になります。
Q. 大口出品は必要ですか。
月96個なら必須です。小口出品は「毎月49点まで」が想定なので、この規模では選択肢に入りません。
Q. 月5万円との違いは何ですか。
詰まる場所が変わります。月5万円は「見つけられるか」、月10万円は「さばけるか」です。出品作業が最初のボトルネックになります。
Q. 個数を増やすのと単価を上げるのは、どちらが良いですか。
単価です。手残り1,050円→2,000円で、必要個数が96個から50個、作業時間も32時間から17時間になります。
Q. 在庫は何点くらいになりますか。
月96個を平均2ヶ月で売るなら、常時190点前後です。記憶では追えない規模になります。
出品作業を先に手放してください
- 月10万円は、手残り1,050円なら月96個
- 週2回の仕入れなら1回12個
- 作業時間は月32時間、週7.4時間。時給3,125円
- 平日1時間×5日では足りません
- 最初に詰まるのは出品作業。1個5分なら月8時間
- 仕入れ資金は9.6万円(1個1,000円の場合)。回転が遅ければその月数ぶん
- 単価を2,000円に上げれば、96個が50個・32時間が17時間
月5万円の倍ではありません。さばく仕組みが要る規模です。
月96個で最初に詰まるのは、リサーチではありません。出品と価格改定です。
96点を1日1回手で確認すると、月8.3時間=26,250円ぶん(時給3,150円)。しかも1日1回では、寝ている7時間に負けます。
マカド!は登録月と翌月が0円。3ヶ月目からの4,980円は、96個のうち5個で回収できます。
96個に届く前に、無料の2ヶ月で仕組みだけ先に作ってください。個数が増えてから入れると、増えた分を手でさばく期間ができます。
マカド!を2ヶ月無料で試す
この記事の計算方法:必要な個数 = 100,000円 ÷ 1商品あたりの手残り。手残りは「売値 − 仕入値 − 販売手数料 − 配送代行手数料」で算出します。販売手数料はカテゴリと価格帯によって異なります。 Amazonは公式のFBA料金シミュレーターでご確認ください。作業時間・時給・在庫点数は当サイトの試算であり、実際の成果を保証するものではありません。
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